学園編・短編

ユキエ「カムイ先輩…あの…これ、お弁当…」
キョウコ「お兄ちゃん!また保健室でサボり?今日という今日は許さないからね!」
ミドリ「また喧嘩したの、ガイ君?保健委員のボクを困らせちゃ駄目だよ?」


ネーブル「おい!校庭に犬がいるぞ!」
ミカン「お、ホントだ!」
テツ「お前ら廊下に立っとけ!」

デーモン「わんわん!」


サン「(お腹がすいて授業なんかやってらんないよー。餃子弁当うまうまー)」
ユーリ「チョークビットォォォォーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ボババババババババッ!!
サン「ふぼわああああああーーーーーーーーーーーっ!!なっなんでバレたの!?」
ユーリ「これだけ餃子の匂いが充満してれば誰でもわかります!!廊下に立ってなさい!!」
サン「うわーん。あんまりだぁぁーーーーーーー」
トキサダ「(ふっふっふ馬鹿め…匂いのキツイものを食べるから悪いのじゃ…。カステラなら絶対にバレな…)」
ユーリ「トキサダ君。次のページを読んで下さい」
トキサダ「ふっふもぅ!?もむむふぉほふっ!!」
ユーリ「…貴方も廊下に立ってなさい!!」

トキサダ「きっ貴様が早弁なんかするからじゃ!!」
サン「お互い様だろ!?それにオレが早弁しなくてもどのみちバレてたじゃん!!」

ユーリ「静かにしなさいッ!!!!!」
トキサダ&サン「は〜い…」


エチゴ「俺は世界を見てきた。その中でやはり一番うまいのは米だ!ネオタイ米でもネオカリフォルニア米でもない!ネオジャパンの米だ!よって今日の社会の授業は『おいしい米の食べ方』だ!」

ケヤキ「・・・社会の授業をしてくださいよ」


カムイ君の下駄箱には毎日大量のラブレターが!!

カムイ「はぁ…またか…。こうも毎日続くと憂鬱になってくるな…」
ミカン「お前ちょっと表に出ろ…。あ、いや、なんでもないです!睨むのやめてぇーっ!!」


ミカン「先生!ミカンはおやつに入りますか?」
テツ「入ると思うか?」
キイノスケ「ネーブルは・・・」
テツ「・・・・・・・」
キイノスケ「すみません・・・」


ミカン「この学校の七不思議って知ってるか?」
マブイ「トイレに幽霊でも出るのか?」
ミカン「ああ、三階にウォシュレットが壊れたのがあるだろ?
あれが夜な夜な動き出して『ヒャッハーッ』って奇声が聞こえるんだ」
カイ「でもそんなの聞いたことないッスよ?」
ミカン「なんでもヒゲの理事長が退治しておとなしくなったらしい」
マブイ「胡散臭い話だな」
ミカン「他にも学食の食べたら死ぬ『ミカサのごはん』とか、上履きを燃やされる『地獄のチャッカマン』とかが・・・」
マブイ「下らん、帰らせてもらう」

カイ(・・・あれ?マブイ先輩の椅子すげえ濡れてる・・・まさか・・・)

カムイ「……帰るか」
キョウシロウ(カムイさんの椅子が…濡れてる…?)

ミカン「ペロッこれはポンジュース!!」
ネーブル「マジで!?」


ミドリ「ガイ君、また喧嘩したんだね!これ以上怪我人を増やすのはやめてよ!」
ガイ「あぁ?てめぇにゃ関係ねぇだろ。失せろよ」
ミドリ「あるよ!ボクは保健委員なんだからね!」
ガイ「うざってぇ…付きまとうんじゃねぇ、イカレ女が…」

サキ「ねえねえ、アラシ君とミドリちゃんって付き合ってるの?」
ガイ「あぁ!?誰がこのイカレ女と付き合ってるってんだ!?殺すぞ!!」
ミドリ「コラ!殺すとか言っちゃ駄目だってば!皆に怖がられちゃうよ!」
ナダレ「…そうとしか見えませんわ…」
サキ「だよねえ…」


ミカン「…羨ましすぎる…」
キイノスケ「ち…血の涙…!そこまでなのか!?」


刃物(ヤッパ) 小指(エンコ) 組長(オジキ)

スルガ「はい、この読み方試験に出すぞー」
キョウシロウ「何の試験スか!?」


サン「や…やっぱりやめようよぉ…夜の学校を探検するなんて怖すぎるよぅ…」
トキサダ「こ、この…ビ、ビビリが!わ、私は…な、なんともないぞ!」
サン「大体なんで1番怖い理科室から見るんだよ…もうやだ…家に帰りたい…ぐすっ…」
トキサダ「い、1番怖いところから見れば…た…耐性がつくじゃろうが!!」

ぶるぁぁぁ…コツコツ…ぶるぁぁぁ…コツコツ…ぶるぁぁぁ…コツコツ…ぶるぁぁぁ…コツコツ…

サン「なっなななななんか足音と奇声が聞こえるうううううううう!!!!!!」
トキサダ「き…きききき気のせいじゃ!!そ…そそそそそんなわけがなかろう!!!!!」

ガラッ!!!!!

ドウマン「ぶるああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
サン&トキサダ「ぎゃああああああああああああーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

ドウマン「わしが当直の日に忍び込むとは…運が無かったなぁぁぁぁ…」
サン&トキサダ「 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 」
ドウマン「1週間の停学では生温いなぁぁぁ…そうだぁぁぁ…」
ドウマン「このわしと朝まで………」ニマァァァァァァァァァ…


━━━━翌朝━━━━

ドウマン「ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁぁぁぁーーーッ!!!!!♪」(ドレミファソラシド〜♪)
トキサダ「「ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁ!ぶるぁぁぁぁーーーッ!!!!!♪」
サン「ぶるあ!ぶるあ!ぶるあ!ぶるあ!ぶるあ!ぶるあ!ぶるあ!ぶるあーーーっ!!!!!♪」

マサジロウ「何をやっとるんじゃ…あの3人は…発声練習か…?」

※ドウマンは音楽教師


〜弓道場〜

ベニバナ「・・・集中・・・集中だ・・・」ギリギリ

スパンッ!

ベニバナ「ふぅ・・・」
ヒバ「うまいもんだなぁ」
ベニバナ「あ、ヒバ先生。おはようございます」
ヒバ「いや、稽古に集中していてくれて構わないよ」
ベニバナ「はい」
ヒバ「しかし今年は良い新入部員が入ったもんだ・・・」
バタン!

ナダレ「あらあら今年の新入部員さんは・・・とても可愛らしいのですね」
ベニバナ「へ?」
ナダレ「心配しなくていいのですよ。お姉さんが手取り足取りいろんなことまで教えて差し上げますわ」
ベニバナ「えぇぇぇ!?」
ヒバ「こらナダレ。新入部員をいじめるな。それにお前は馬術部だろう」
ナダレ「あら先生、いらっしゃったのですか?」
ベニバナ「せせせせ・・・先生。この人は・・・」
ヒバ「ん?・・・ああ・・・痴女だ」
ナダレ「誰が痴女ですのよ!」


みんなの憩いの場所(サボリ的な意味で)保健室

ガラガラガラァッ!!

サン「せんせー!!サボリに来まし…ふもほぼふぁふぅっ!!」
トキサダ「(馬鹿者っ!!正直に言う奴があるかっ!!)先生…私達…急に具合が…悪くなって…」
キト「…あああっ!!大変ですっ!!二人とも凄く顔色が悪いですよっ!!」
サン&トキサダ「え…?」
キト「うわあああああっ!!もの凄い熱ですっ!!」
サン&トキサダ「えええええ!?」
キト「これはすぐに注射をしないといけませんねぇ…」ニヤリ
サン&トキサダ「ちゅ…注射ぁ!?」
キト「しかも1本では全然足りません…最低でも20本は打たないと…」ニヤニヤニヤニヤ
サン「わーなんかとても元気になってきたー(棒読み)さよならーーーーーーっ!!!!!」
トキサダ「わっ私も元気になったのじゃ!!なんともないのじゃ!!失礼しますーーーっ!!!!!」

キト「あの二人にはこれが1番いい薬ですねぇ…フッフッフ…」


サン「これこれ!前から気になってたんだー」
トキサダ「火災用の警報スイッチか…」
サン「押すなって書いてあると、なんか押したくなっちゃうんだよね…」ドキドキ
トキサダ「ふむ…確かに押したらどうなるか見てみたいのじゃ…」ワクワク
サン「だろー?じゃあ押すよー」
トキサダ「よしっ!押したら猛ダッシュで…」

マサジロウ「猛ダッシュで…どうする気かのう…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サン「うわあああああごめんなさいごめんなさい許してえええええええ!!!!!」
トキサダ「もうしないのじゃー!!天に誓うのじゃー!!助けてえええええ!!!!!」

マサジロウ「ほっほっほ…。最上階の大時計の針に吊るされる姿は実に滑稽じゃのう…」


ミカン「数学がわからない時はミカンが何個あるかで考えるんだ!」
キイノスケ「それって算数じゃ…」


マコト「いいか、俺たちの夢は全国制覇だ」
マコト「全国制覇をするためにはどうすればいい?簡単だ。一試合ずつ勝ち進めばいい」
マコト「一試合ずつ集中していけ!!油断はするな!!」
マコト「夢はでかくてもかまわん。だが目標は小さく小刻みにだ」
マコト「遠くの優勝より近くの一勝だ。全員燃え尽きる勢いで試合に臨む。これが目標だ」
マコト「それを行うためにもまずは練習だ。グラウンドを走るぞ!!全員俺に続け」
一同「あっ!部長待ってください。」

アスカ「相変わらず熱いですね、マコトは」
クレハ「そうだな。だけど彼は熱いだけじゃなくどこか冷静な部分もある。」
アスカ「熱血馬鹿じゃないだけマシですか。あいつ私より成績いいし。特に英語」

マコト「気合が入るからしっかり声を出せよ。あと一週したら守備練習にするからな。」
 

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