地方別反省会 〜近畿編〜

ジョウ「ほな近畿地方の反省会を始めるで〜!」
キイノスケ「わーわー」パチパチ
ミカン「わーわー」パチパチ

・・・・・・・・・・

ジョウ「・・・色々ツッコミたいところがあんねんけど・・・ツッコんでええか?」
キイノスケ「おう。じゃんじゃんつっこめ」
ミカン「関西人の意地見せてやれ!」
ジョウ「ほなそうさせてもらうわ・・・まず何でお前がいるねん!ミカン!」
ミカン「え・・・あ・・・キイノスケが行くっていうからつい・・・」
ジョウ「つい・・・ってなんやねん!おまえらどんな関係や!?」
キイノスケ「聞いて驚け!・・・俺たちは二人で観覧車に乗るほどの仲だ!」
ジョウ「・・・・・・・・」
ミカン「ふっ・・・あまりの仲の良さにぐうの音も出ないか」
ジョウ「引いてんのやボケ!」

ジョウ「そんでなんでおまえらしかおらんのや!イサムは!?ミロクは!?忍兄妹は!?トラノは!?」
キイノスケ「それに関しては手紙をもらっている」
ミカン「じゃあ読むぞ」
ジョウ「お前が読むんかい!」
ミカン「まずはイサムから・・・『本日は近畿地方反省会にお誘いいただきありがとうございます。ですが私ことイサム・フジワラはただいま長編映画の撮影でネオアメリカにいます。まことに申し訳ないのですが参加は出来そうにありません』だと」
ジョウ「そうなんか・・・それならしゃあないな・・・」
ミカン「それで次はミロクだが・・・『今私のいるネオ東大寺は毎日多くの信者でごった返しております。反省会、参加したいのは山々なのですが信者の方々への配慮もありますので今回は辞退させていただきます』・・・だそうですよ」
ジョウ「信者のためかぁ、優しい子やな・・・」
キイノスケ「次は俺が読む。これはクレハだな・・・『え〜・・・みなさん本当にごめんなさい!兄が反省会と聞いて『忍に反省などない!反省するとき・・・それは死ぬときだ!』と言って反省会に参加しようとしないのです。私がいくら言っても聞いてくれません。説得をするのに成功したら必ずそちらに向かいます』だってさ」
ジョウ「アオバが拗らせとるんやな・・・まああいつはそんな奴やけど・・・」
キイノスケ「そんで最後はトラノだが・・・『今日阪神戦なんや』の一言・・・」
ジョウ「あ・い・つ・は!!阪神戦と反省会どっちが大事やと思っとるんや!」

キイノスケ「てなわけでここにいるのは俺とお前」
ミカン「あと俺な」
ジョウ「他んところはちゃんと揃っとるんやろうな・・・ええなぁ・・・」
キイノスケ「まあいいじゃないか。俺たちだけでも反省会しようぜ」
ミカン「そうだぜ。俺たちはいるんだからよ」
ジョウ「そうやな・・・部外者がいるけど進めよか・・・」
キイノスケ「まずはマロウルフと俺のネーブルだったな」
ジョウ「あの戦いは本当に一進一退の攻防やったな」ミカン「ああ見てるこっちもどっちが勝ってもおかしくないと思ったからな」
キイノスケ「だけど最後はあいつが変身して・・・」
ミカン「見事に切り分けられ・・・」
ジョウ「皆様の食卓に・・・ってちゃうわ!一撃でやられただけや!」
キイノスケ「はっきりと言うな・・・」

ジョウ「それで次はニョライとナニワの対決やな。あの戦いは近畿地方・・・いや、今大会で1・2を争う名勝負やったで」
ミカン「迷勝負だろ・・・」
キイノスケ「騙し討ち、ボケ攻撃、試合後の審判への抗議、たしかに迷勝負だな」
ジョウ「か・・・観客が笑えばええねん!」
ミカン「というかこれでおまえら両方負けたな」
ジョウ「・・・・・・・・」
キイノスケ「・・・・・・・・」
ミカン(なんかいけないこと言っちゃったかな・・・)

ガラッ

トラノ「くそっ・・・また阪神の負けや」
ミカン「トラノ!来てくれたのか!」
トラノ「反省会やしな。ま、阪神が勝ってたら来なかったけどな」
ジョウ「おお、ちょうどええときに来たな・・・お前の番や・・・」
トラノ「なんかえろう落ちこんどるなジョウよ。まあええか。うん、伊賀式との戦いは本当に意地の勝負やったで。延長まで行ったときはもう立ってるのがやっとやったからな」
キイノスケ「たしかにお互い満身創痍だったな・・・」
トラノ「そのときの一瞬の隙を突かれたんや・・・くっワシの阪神への愛が足らんかったんや・・・」
ミカン「いや・・・そこは問題じゃないと思う・・・」

ガラッ

イサム「はあ・・・はあ・・・よかった・・・間に合いましたか・・・」
クレハ「すみませんでした。兄を説得するのに手間取ってしまって・・・」
アオバ「・・・くっ・・・クレハ・・・なぜお前が・・・この薬を・・・持っている・・・これはエチゴの・・・」
ジョウ「おぉ、続々集まってきたな。嬉しいで〜」
トラノ「ほらイサム。次はお前のマロウルフとニョライの試合や」
イサム「えっ・・・あ・・・あの試合ですか・・・」
ミカン「どうしたんだ?」
イサム「あ、いえ・・・大丈夫です。あの試合は開始早々トリップしちゃって・・・よく覚えてないんですよ。飛んでくるビットを叩き壊して行ったのは覚えているんですがそれからは・・・」
ジョウ「大丈夫や。そのあとすぐに落とされとる」
イサム「そうだったんですか・・・もっと精進しないとな・・・」
キイノスケ「そんなに落ち込むこともないさ。相手は近畿の優勝機体だったし」
イサム「そう言ってくれるとありがたいです」

ジョウ「次はあんたたち兄妹の試合や」
クレハ「・・・あの試合、兄は私をとても成長させてくれました。もしかしたら兄は始めから私のために戦ってくれていたのかもしれません」
アオバ「クレハ・・・それは違うぞ・・・あれはお前の・・・実力だ。・・・俺は渾身の一撃を出し・・・お前に破れたんだ・・・強くなったな・・・クレハ・・・」
クレハ「・・・兄上」
トラノ「兄妹愛やな・・・」

バタバタバタバタ

ジョウ「お・・・最後の一人が来よったか」

ガラッ

キョウシロウ「いやぁ、迷っちまった〜!この旅館広すぎだろ〜!・・・ってなんでジョウさんたちがいるんスか?」
ジョウ「それはこっちの台詞や!期待させよってからに!」
キョウシロウ「ちょっ・・・そんなに怒らないでくださいよ。俺戻りますから・・・」
イサム「うん。また今度キョウシロウくん」
キョウシロウ「はい。では」

ガラッ

ジョウ「なんやったんやあいつは・・・」

ガラッ

ジョウ「なんや?忘れもんか?」
ミロク「はて?私なにか忘れましたかえ?」
ジョウ「あ・・・ミロクさん!?な・・・なんでもありまへん!」
ミロク「ふふ・・・ところでキョウシロウはんが走っていきましたけどどうしたんですか?」
キイノスケ「ああ、気にしないで大丈夫。それにしても信者の人はいいのか?」
ミロク「ええ、アスカに任せてきました。あの子なら大丈夫でしょう」
ミカン「それなら安心だな。それじゃ決勝の反省と行こうか」

イサム「決勝でのクレハさん・・・あれはとても勇ましかったです。僕も見習いたいくらいでしたよ」
クレハ「ふふ、恥ずかしいですよイサムさん」
ミロク「恥ずかしがらなくてもええですよ。あの戦いでのクレハはとてもすごかったです。少しでも気を抜いたらたぶん私は負けていました」
クレハ「いえ、あのニョライガンダムのビットはさすがです。私でもかわしきることは出来ませんでしたから・・・優勝するべくして優勝した・・・そんな感じでしたよ」
ミロク「恥ずかしいわぁ。もう・・・」
ジョウ「かわええなぁ。もう・・・」
キイノスケ「ジョウ・・・気持ち悪い・・・」
ジョウ「うるさいわアホ!」

イサム「ですがこれで反省も終わってしまいましたね」
ミロク「あら?私はまだ来たばっかりですえ」
トラノ「そんじゃあとはジョウに一発ギャグでもやってもらうとしようやないかい」
ミカン「いいね〜」
アオバ「ふん・・・終わったのなら解散でいいだろう・・・」
クレハ「まあまあ、兄上」
キイノスケ「それじゃジョウ!一発景気のいいの頼むぞ!」
ジョウ「よっしゃ!それじゃあ・・・」

ジョウ「壁に耳あり!障子にメアリー!俺の心はいっつもロンリー!」

・・・・・・・・・・・・

キイノスケ「反省会をしようか・・・」
ジョウ「なんでやぁぁぁぁぁ!!!」


おしまい♪
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