地方別反省会 〜九州編〜

ハヤト「それでは第一回、地方別反省会・九州編を始めます」
パチパチパチ
カイ「…でも何でまた大分でやるんだよ」
レン「おうよく聞いてくれた!そりゃ勿論自慢の温泉でくつろいでもらいたくってね!」
ハヤト「そういうわけで、今日はレンさんのご好意で宿を貸し切って反省会を開かせていただいています」
リンドウマル「お、そりゃすごいな」
おっちゃん「なんだ、それじゃあ女風呂覗いても誰もいないのか…」
マブイ「おっちゃん!懲りねえな、ったく…」
トーゴー「女風呂……むぅ…。」
ヒカル「トーゴーさん…たったそれだけで赤くなるなんて…」
レン「薩摩の免疫の無さは相変わらずだねぇ」
シャビエル「クールダウンにアイスでも食べますか?トーゴーさん」
トーゴー「…かたじけない」

レン「ところで…カイ。あんた肥前の人間だったね?」
カイ「肥前…?佐賀ってことか?」
EG『カイ…それくらい知っておけ。佐賀代表、いや日本人として恥ずかしいぞ』
カイ「うるさいな!」

レン「そう。肥前ってのは佐賀と長崎、両方含んでるからね、トキサダの坊やを何て呼べばいいもんか困っちまってね」
レン「今の感覚からすると対馬の!とか 壱岐の!じゃおかしいからね」
トキサダ「私の長崎も肥前なのか…知らなかったぞ」
教団員2「そんなこと知らなくても大丈夫ですよ、私も知りませんでしたし」
教団員3「2はともかく、トキサダ様、そのくらいのことはネオ長崎の教団の長として知っておいてくださいね」
教団員1「どんまいです」

ハヤト「では早速ですが九州ブロック大会での感想・ダイジェストと行きましょう」
レン「っと、その前に景気づけの乾杯でもしないかい?日向の」
リンドウマル「いいねぇ!祭りの初めに一発やりますか!」
マブイ「昔の俺ならくだらねぇ…と言ってるだろうが… 乾杯か。それもいいかもな…!」
おっちゃん(GFに出場させて正解だった…成長したな、マブイよ…)
トーゴー「そうだな…にぎやかなのも悪くない」
ヒカル「それなら俺の豚骨ラーメンも披露させてくれよ!ドンベエさんとの修行の成果を見せたいしな!」

トキサダ「お酒か?私は子供だから飲めないのじゃが…」
教団員「どんまいです」
カイ「俺もまだ未成年だ…」
EG『それにシスコンだ…』
カイ「いちいちうるさい!」
ハヤト「ちゃんとソフトドリンクも用意してありますよ。宮崎特産のマンゴーやグアバ、パッションフルーツなんかもあります」
トキサダ「おお、よく分からんがすごいのじゃな!宮崎というのは!」
ハヤト「お株はネオ沖縄に奪われましたが…南国宮崎は未だ健在なのですよ!宮崎最高!!」

ハヤト「そうですね、折角の反省会ですし…楽しくやりましょうか。乾杯!」
一同「乾杯!!」

レン「どーだい薩摩の!ウチの酒は!うまいだろっ!!」
トーゴー「…うむ」
ヒカル「女に免疫が無いのを分かってて絡むのがレンさんらしいよ…」
レン「あっはっは!こうやって荒療治するのが一番ってね!」
シャビエル「レン、あまりトーゴーさんに無茶させないで下さいね」

おっちゃん「さすがに自慢するだけあって、いい酒だな…」
マブイ「ああ…うまい酒だ」
おっちゃん「マブイよ…。成長したな」
マブイ「なんだよ急に改まって…気持ち悪いぜおっちゃん」
おっちゃん「前にレンさんが病室へ見舞いに来たとき…お前は大和の者から施しは受けない、って断ったろ」
マブイ「ああ…そんなこともあったな…」
おっちゃん「だがお前は今、その酒を飲んでおいしいと言った」
マブイ「この祭りの席で杯を受け取らないだなんて、そんな不躾なことができるかよ」
マブイ「それに、大和だからと憎むのは間違ってる…俺にもわかったんだ、おっちゃん」
おっちゃん「お前の口からそんな言葉が聞けるなんてな…俺は…俺は……」
マブイ「おい!急に泣き出すんじゃねえよ!!歳のせいで涙もろくなったってのか!?」

トキサダ「マブイがおっちゃんを泣かせておるぞ!」
マブイ「人聞きの悪いことを言うんじゃねえよ!」
ヒカル「聞いてたぜマブイー!泣かせること言うじゃねえか!」
ハヤト「親子愛ですね」
トーゴー「うむ。」
マブイ「お前ら揃って聞いてやがったのか…!うるせえよ!!」

レン「んー、果たして本当に成長してるんだか分かったもんじゃないね」

ハヤト「えー、では気をとりなおして九州ブロックのお話でも」
リンドウマル「自画自賛だけどよ、九州大会は本当に熱かったよな!」
カイ「炎のヒノクニに炭鉱スチームのトンコツ、加えてオンセンとくれば当然熱くもなるさ」
EG『いちいちお前はひねくれてるな』
トキサダ「機械のお主には分からんかもしれんが、実際に観戦していても相当に熱かったのじゃぞ…」
教団員3「データ収集の為です!と我々が言っても『熱い、もう帰りたいのじゃ…』って駄々こねてましたもんね」
教団員2「私も熱かったんでつい法衣脱いじゃいましたけど」

マブイ「…と言うわけでまずは俺とハヤトさんの一回戦だな」
ハヤト「そうですね。南国対決とでも言いましょうか」
マブイ(ハヤトさん…相当沖縄に南国の地位を奪われたこと、気にしてるんだろうな…)
ハヤト「ここで私に勝ったシーサーが、最終的には準優勝ですからね…」

レン「そういえばすっかり忘れてたよ。九州地区から準優勝者が出るたぁね…立派なもんだ」
カイ「悔しいが…おめでとうってところだな」
トーゴー「危なっかしかったが、マブイの強さは本物だった。闘っていて強い信念を感じたぞ」
リンドウマル「確かに熱い戦いっぷりだったな…!男を感じたぜ!」
ヒカル「しかしよぉ、勝ち進んでいくごとにボロボロになってたな。負けたほうがまだ元気だったりね」
トキサダ「私の能力で治してやりたいところじゃったが…勝負は勝負、正々堂々だからの。怪我を治すのも戦いじゃ」

マブイ「なんだよ、負かした連中に心配されてたのか…まいったな」
おっちゃん「側で見ている俺はずっとひやひやモンだったぜ…無理しすぎで死ぬんじゃないかと…」
マブイ「おっちゃん…心配かけたな。 …悪ぃ。」

トキサダ(親子愛か…いいもんじゃな…)
教団員(トキサダ様… ドウマン様も素直ではないからなあ…)

ハヤト「一回戦、今大会では珍しい水中戦になりましたね」
マブイ「…シーガイアは水中戦が得意みたいだったからな」
ハヤト「シーサーも水中戦には対応しているようでしたが?」
マブイ「ああ、一応他の機体よりは水中に向いた機構になってる」
ハヤト「そうですか…水中ならばこちらが一方的有利と考えたのが甘かったようですね…。」
マブイ「いきなりどげんかせんといかん!って叫んだときは驚いたぜ」
ハヤト「あの叫びがキーとなっている奥の手がありましてね…結局は負けてしまいましたが」

ハヤト「しかしGFとしてトレーニングをもう少しでも積めていれば…そしてフェニックスとなっていれば…」
ハヤト「この試合も分からなかったと思うのですが」
リンドウマル「勝負事にたらればはよくないぜ、漢なら一発で決めろ、ってな」
マブイ「いや、改修後なんかは武装や戦法も結構変わってたみたいだからな…わからないぜ」
マブイ「ハヤトさんもエキシビジョンに向けてかなり特訓してたみたいだしな」
おっちゃん「お前がそんなに冷静な分析をするとはな…!頭とか打ってないよな?」
マブイ「打ってねえよ! …カキョウやみんなのおかげだろうな…。」

ヒカル「二回戦は俺とトーゴーさんだったね」
トーゴー「うむ。」
カイ「入場からして暑苦しい試合だったよな」
EG『視界を覆うスチームに、薩摩男児の野太い声援…』
トキサダ「この試合は丁度鹿児島側の応援席にいたから…たまらなかったぞ…」
教団員「どんまいです…」
レン「まあ、そうは言っても意外と女性人気もあるようだぁね?薩摩の?」
ヒカル「結構黄色い声援が飛んでましたよね。ちょっと羨ましかったですよw」
トーゴー「…うむ」
シャビエル「どうぞ、アイスです」

トーゴー「お互い重装甲ということで中々決定打が決まらなかったな」
ヒカル「そうですね…痺れを切らして俺のほうから突っ込んでいったんですが…」
リンドウマル「相手は二の太刀いらずの示現流だったって訳だ」
ヒカル「そう。『チェェェェストォォオオオオオオ!!!!』でばっさりと」
ハヤト「ものすごい気合いでしたよ、あれは」
トキサダ「会場中が縮みあがっておったぞ」
トーゴー「うむ…猿叫というやつだな。声を発することで剣に気を乗せるのだ…」
マブイ「俺もつい拳で突くとき声が出ちまうからな」
おっちゃん「多分それとこれとは違うぜ、マブイ…」

ヒカル「負けたおかげでラーメン屋の復活は遠のいちまったけど…」
ヒカル「GFに出て、ドンベエさんと出会ったおかげで俺のラーメンは確実に進化してる」
ヒカル「もし優勝していたら、今のラーメンは作れちゃいないからね…ある意味、トーゴーさんは恩人ですよ」
トーゴー「ハハハ!そうか… ならばラーメンが完成したときは、真っ先に食わせてくれよ…!」
ヒカル「もちろん!でもドンベエさんの次に、ですけどね」
カイ「俺も何度か修行に付き合ってるんだから、食わせてくれよ」
ヒカル「お前は食べてるだけだろ!でも世話になってると言えばそうか…じゃあトーゴーさんの次にお出しするよ」
ヒカル「完成した暁には、GFのみんなに是非食べてもらわなきゃな…!きっと店に招待するから待っててくれよ!」

トキサダ「次は第三試合じゃな」
カイ「九州ブロック第三試合…大会史上最も熱かった試合だな」
EG『機械だから分からない、と言われたが…この試合は観戦していて計器が壊れそうだったぞ』
トーゴー「高温のスチームが会場中を包んだからな…」
トーゴー「…この試合はヒノクニの炎とオンセンの間欠泉がぶつかれば当然そうなる」
ハヤト「シーガイアの水流ポンプとは違って、オンセンの間欠泉はお湯、もしくは熱湯ですからね」
レン「ああ、実は調整できるんだけどねあれは。火を消すには水に限るからねぇ」
リンドウマル「ヒノクニの炎は水だろうが熱湯だろうが関係なく蒸発させちまうけどな!ハハハ!!」

トーゴー「…この試合は一見水対火のパワー対決に見えるが、かなりハイレベルな技の応酬だった」
マブイ「防戦一方なオンセンと、ひたすら攻勢なヒノクニと対照的だったな」
レン「あれだけ炎を浴びせられたら、消火していくので精一杯さ」
カイ「延長まで突入した総力戦だったよな…」
リンドウマル「ああ。かなりきつかったぜ、この試合は」
リンドウマル「あれだけ押し続けたもんでエネルギーも切れちまうしよ…」
レン「あたしも熱さで体力奪われちまうしね、ヒノクニの炎は相当強烈だったぜ」
レン「陸前のじいさんはよく刀だけで戦ったもんだぁね…『独眼流に断てぬものなし』って言わしめるだけのことはあるよ、全く」
リンドウマル「俺も実体剣や剣圧で炎を切り裂くとは思わなかった…マサジロウ先生には頭が下がるわ…ワハハハ!」

トキサダ「次は第四試合じゃな!私の出番じゃ!!」
教団員3「落ち着いてください、トキサダ様」
教団員2「それにこの試合、トキサダ様は負けてしまったわけですし」
トキサダ「…そうじゃ。どうせ負けた試合じゃ…カイが勝ったのじゃ…いいもん…」
教団員1「どんまいです」
カイ「…まぁ確かに結果としては俺が勝ったけどよ」
EG『不甲斐ない限りだがあまりまともな勝ち方じゃないしな』

カイ「皆もう知っているとは思うが、Eg250はその名前の通り250秒…即ち4分10秒経過しないとまともに戦えないんだ」
EG『そうだ。決してカイがチキンだから逃げ回っているわけではないんだぞ』
EG『カイはどうしようもないシスコンではあるが…臆病者じゃあない』
カイ「いちいち一言多いんだよお前は!」
トキサダ「お互い、側にいる者で苦労しておるのじゃな…」
教団員「どんまいです」

カイ「その代わりといっては変だけど、250秒経過以降は出力が無尽蔵にどんどん上がっていくんだよ」
マブイ「へぇ…変わったシステムしてるな」
おっちゃん「見た目もちょっと変わってるしな」
カイ「ああ…こいつは遺跡から発掘された旧時代のガンダムだからな…」
EG『私もEgと一緒に発掘されたらしい』
ハヤト「そうなのですか…我が宮崎からも遺跡が発掘されないだろうか…そうすれば観光に…」ブツブツ

トキサダ「そういうわけで序盤は逃げ回っていたんじゃな」
カイ「武装もロクに使えないからな、結構このオンボロで戦うのも大変なんだぜ」
EG『それに軍師たる私がいなくてはカイはただのヒネたガキだからな』
カイ「うるせえよ!お前には世話になったけどな」
カイ「なんとかこの試合は逃げ切れたから、あとは無尽蔵の出力に任せて押し切れたって感じだ」
トキサダ「本調子になってからはビームアローも追いきれなくなってしまった…驚かされたぞ」
ヒカル「まさに大逆転劇!ってな具合だったからな!見てて気持ちよかったぜ!」
トーゴー「…うむ。終盤の畳み掛ける様は見事だった」

マブイ「次は俺だ。第五試合だな」
トーゴー「準決勝だな…ここでサクラジマは敗退したわけだ」
マブイ「トーゴーさん、そうは言うけど俺も苦戦したんだぜ」
レン「あの図体であれだけ格闘できるたぁね…そりゃ苦戦するだろうよ」
ヒカル「そうなんですよ…強力な砲撃もできるし、装甲も厚い、トーゴーさんは近接戦も得意…」
リンドウマル「熱い漢らしい戦いをするしな…鬼東郷とは一戦交えてみたかったもんだ!」
レン「ん?心なしかまた赤くなってないか、薩摩の」
トーゴー「…褒められるのは苦手だ」

おっちゃん「装甲の厚い相手に速攻をかけたのは正解だと思っていたが…」
マブイ「サクラジマは出力を食うから、持久戦で行ったほうが得策だったのかもな」
トーゴー「うむ…だが近接の格闘戦ならばシールドも大して使わんし、それほどエネルギーも食わんからな…格闘であれば短期・長期の関係も無かろう」
マブイ「それもそうか…。格闘だが、俺は唐手を基本としたスタイルだ…しかしトーゴーさんの格闘は…」
トキサダ「格闘技は素人の私がみても多彩じゃったぞ」
カイ「射抜くようなジャブ、力まかせのヘッドバッド、固め技…色々あったな」
トーゴー「家柄、格闘技はあらゆるものを修めたからな」
トキサダ「よく分からんがかっこいいぞ!格闘技、私もやってみるのとするじゃ」
教団員「無理しないでください、トキサダ様…」

トーゴー「格闘戦の隙を突いて居合いで決めようかと思ったのだが…」
マブイ「実は最初からそれを狙ってたんだぜ」
トーゴー「うむ…カウンター一閃…!見事だった。そして最大稼動後のオーバーヒートを突かれてしまったな」
マブイ「見事だったのはトーゴーさんもだ…格闘でここまで渡り合われるとは思ってなかったぜ。いい勝負ができたよ」

レン「次は第八試合…」
EG『準決勝だな』
カイ「……。」
リンドウマル「いつもの威勢がないじゃねえか、坊主」
ハヤト「無理もないですよ、2秒で決着ですからね」
ヒカル「250秒だっけ?100分の1も保ってないもんな…」
カイ「……。」
レン「男らしくないねぇ、肥前の!負けは負けさ、しょうがないってね!」
EG『そういうことだ。私のオペレーション不足もあった。こればかりは実力差が出たな』
カイ「…ああ。次の大会では…こんな無様な試合はしないさ…」

マブイ「…カイが可哀想だし、決勝の話でもするか」
おっちゃん「人の心配をしてやるだなんて…!お前、本当にマブイか…?」
マブイ「うるせえよ!!成長したって自分でも認めてたろ!」
おっちゃん「…自分で言うか普通」
マブイ「うるせえ!」
おっちゃん「よかった、こいつはいつものマブイだ」
マブイ「…うるせえよ」

レン「決勝はあたしとだ」
レン「琉球の、この試合じゃ凄い気迫だったね」
マブイ「そりゃ決勝だからな…何がなんでも勝ってやろうと思うだろ」
おっちゃん「実はこいつ、決勝の前柄にも無く緊張してやがったんだ」
ヒカル「へー、マブイがねえ…」
リンドウマル「お前のような奴でも緊張するんだな!ワハハ!!」
マブイ「うるせえよ!俺が緊張したら悪いか!!」

レン「でもこの試合でのシーサーは動きが違ったね」
マブイ「ああ…最初からリミッター解除で戦ってたようなもんだからな」
ハヤト「シーガイアのコクンバルのようなものですか」
おっちゃん「それが祟って、どんどん自分もダメージ負っていくわけだけどよ」
レン「まるで嵐のような怒涛の攻撃だったね…流石のあたしも捌ききれなかった」
マブイ「それだけ気が入ってたってことだ…なんとしても優勝してやる、って必死だったからな」
リンドウマル「俺のあれだけの攻撃を捌ききったオンセンが、どんどん押されていく様は見ていて恐ろしいばかりだったぜ」
トーゴー「サクラジマと対した時ですら、あれほどのラッシュは繰り出していなかったからな…」
ヒカル「試合終了前に途中で審判が止めに入ったくらいだったからな」
レン「全く恐れ入ったよ…!このあたしがKOされるたぁね…。」

トキサダ「こうやって振り返ると名勝負だらけじゃな」
EG『2秒KOっていう迷勝負もあったがな』
カイ「……。」
EG「そうヘコむなって…あれはこっちのオペレートミスでもあるんだ」
カイ「絶対に次回までには強くなってやるぜ…!」
レン「肥前の、その意気さね…!あたしも次の大会じゃ負けないからね…九州で優勝してやるさ!」
シャビエル「レン、意気込むのはいいですが…貴方は少しくらい女らしくしてください」
レン「勝負に男も女もあるか!あたしは次こそ勝つ!」

リンドウマル「熱いのうお主たち!俺も易々と負ける気はないぜ…!」
トーゴー「…この鬼東郷、この二つ名に懸けて次こそは優勝してみせる」
トキサダ「みんな大会が終わったばかりというのに、ものすごい熱意じゃな…」
トキサダ「私も負けるのは嫌じゃ…次はきっと勝ち抜いてみせるのじゃ!」

マブイ「いいぜお前ら…その意気だ!また次の大会で相手になってやるよ!」
マブイ「俺ももう一度、修行を積んで強くなったこのメンバーで予選がしてえからな…!!」
マブイ「勝つのは次回も俺だけどよ!」
おっちゃん「天狗になってると足元すくわれるぜ?」
マブイ「ああ、分かってる…。俺も追われる身として、そしてカムイ…あいつを追う身として、より強くなってやる!」
ハヤト「宮崎をPRするため…次こそ私は勝ち残ってみせます!」


レン「じゃあ反省会も終わったことだし、みんなで温泉でも入るとするかね!」
ヒカル「みんなで…?」
カイ「それって…」
ハヤト「ここの温泉は混浴、ということですか」
レン「そういうことさ。みんなで一風呂浴びてくるとしますか!」
トキサダ「///」
カイ「…///」
EG『前に見たレンの裸でも思い出してるのか?この思春期全開少年!』
カイ「うるさい!」

トーゴー「………」バタッ
ハヤト「トーゴーさん!あー、倒れちゃいました」
リンドウマル「どこまで免疫ないんだかな…この鬼東郷さんはよ」

おしまい
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