地方別反省会 〜サポーター編〜

キョウコ(サイキョウ)「アスカさん、私たちってどうして集まったんですか?」
アスカ(ベイスター)「んー、ネオ沖縄の人が主催者みたいなんだけどね、よくわかんないのよ」
ユキエ(シャクシャイン)「見たところ女の人ばかりですね……沖縄のおじさん、何を考えてるんでしょう」

おっちゃん(シーサー)「おお、集まってるねえ」
アスカ「あ、来た」
おっちゃん「いやー、戦ったのはファイターだけだけどさ、やっぱ俺達サポーターも頑張ったと思うのよ」
キョウコ「それはありますね」
大佐(コシヒカリ)「というわけで我々サポーターもここで一度ばかり顔を合わせてみようと言う話になったのだ」
おっちゃん「別にマブイ達が楽しくやってるのをうらやましいと思ったんじゃねえよ?でもなあ…」
ユキエ「羨ましかったんですね…」
シャビエル(オンセン)「おやおや、誘いに応じて来てみれば、女性の方々と中年しかいないようですな」
おっちゃん「もっといるはずなんだけどな、何ぶん地方と違って全国から集まるからよ」
マタサブロー(めんこい)「いやあどうも、遅れまして」
キョウコ「(誰…?)」
ユキエ「(誰でしょう…?)
マタサブロー「あっ、あー、もしかして、誰も僕のこと知りませんか?」
おっちゃん「えーっと、確かネオ岩手の…マタサブロー君、だったよね」
マタサブロー「ああ、やっぱり知られてませんか…仕方ないですよね。ガンダムファイト中はずっと研究室に閉じこもってましたし…
       めんこいガンダムの追加武装とかいろいろ忙しかったんですよ…」
教団員(アマクサ)「どんまいです」「どんまいです」
大佐「いきなり…またずいぶん大所帯だな」
教団員「トキサダ様はドウマン殿のところに預けてきました」「私達もたまには羽を伸ばしたい時があるのです」
キョウコ「うわ、なんか外から怒声が聞こえてきます。嫌な予感…」

スルガの子分(ギョクロ)「おうおうおう! 鳴門の海賊だか何だか知らんが、あんまりハバ利かせてると泣き見るぞ?」
海賊団(ナルト)「ああん? 鳴門の海に沈められてえのか?」
おっちゃん「こりゃまた血気さかんなこって、マブイの奴を思い出すぜ…」
EG(Eg250)『こいつらずっとこの調子でな、連れて来るのに苦労したぞ』
アスカ「あんたって確か人工知能…」
EG『細かいことは気にするな! それよりあの騒ぎを収める方が先だろう』
ヨシノ・イチョウ(オーエド)「うわあ、想像はついたけど」「怖いねえ」
サトミ(オーエド)「ホラホラ、そこの坊ちゃん達!あんまり人さまに迷惑かけるもんじゃないよ!」
ハルナ(ダルマー)「ハイ、どいたどいた!全く、私らの座るところくらい開けて欲しいもんだわ」
お嬢(メイプル)「奥様方の言うとおり、スルガさんとこの人らもトラザメさんとこの人もあんまし熱くならんでね
         お痛が過ぎるとあんたらの親分に言いつけてまうから」
海賊「う…あれはテツさんとこの」
子分「鯉口組の……すんませんした…」
お嬢「全く、やっぱり鯉口組の若い衆の人たち連れてこんくてよかった。これ以上騒がれたらかなわんからね」
マタサブロー「あの、なんかまた表で言い争いが…」
チャオズスタッフ(チャオズ)「いやいや知事さん、宇都宮の餃子がこれからは全国を制しますよ!」
ネオ宮崎知事(シーガイア)「ふふん、それはどうかね。私はネオ宮崎のマンゴーが次のブームと見るよ」
スタッフ「くくく、今に日本中がニンニクだぜ」
キョウコ「何言ってるのかしら」
ユキエ「変な言い争い…」

ミドリ(サンドヒル)「あ…あの、ホントにボクここに来て良いんでしょうか……ボクガンダムファイトからいたわけじゃ…」
アスカ・イカルガ(ニョライ)「いいのよう、あんたもあんなのについてて苦労してはるんでしょ?」
アスカ「あ、私と同じ名前の人」
イカルガ「そういう認識だったのやね」
キョウコ「あの、そちらの方は…」
イカルガ「ああ、こちらガイのサポーターのミドリちゃん、みんなよろしくしてやってやあ」
おっちゃん「ええっ!? ガイの? ガイってあのサンドヒルのガイか?」
ユキエ「あの人がサポーターをつけるなんて…」
ミドリ「ええ、ボクはガイ君のことは気に入ってるんですよ!あっちはそうでもないみたいだけど…」
スタッフ「『君』!?」
キョウコ「君って感じじゃないわよね…」
ミドリ「そんな!」
シャビエル「まあまあ、とにかくせっかくいらっしゃったレディにお引き取り願うなどと言いだす輩はいないでしょう。
      我々一同、あなたを歓迎しますよ」
 

大佐「うむ、とりあえずはそろそろ始めるとしようか」
EG『これで全員なのか?』
おっちゃん「まあ、全国のスタッフを全員集めてちゃあここがパンクしちまうからな
      ファイト中は姿を見せなかっただけで本当はもっといてもおかしくないんだが、そこの坊主みたいにずっと研究所にいたようなのもいるしな」
マタサブロー「うう…」


大佐「ではまず振り返る…と言っても地方別は既にエチゴ達ファイターがやってしまったからな」
アスカ「エキシビジョンでもします?」
キョウコ「お兄ちゃんがエキシビジョンはとっとけってうるさいの。全く、何様のつもりかしら」
おっちゃん「そういやマブイもそんなこと言ってたような…」
イカルガ「振り返るんなら決勝リーグでもええで」
海賊「姉ちゃん、喧嘩売ってんのか」
教団員「私達は見てるだけでしたからね」「残念です」
スタッフ「やっぱエキシビジョンじゃないっすか? 俺らが改修したチャオズなんて初戦から大活躍だったっすよ!」
知事「我がネオ宮崎のシーガイアフェニックスも忘れないでもらいたいね。あの怪しげなデーモンとかいうのを一蹴したんだから」
キョウコ「結局あの人たちは何だったんでしょうね」
イカルガ「な…なんやったんやろーねー……」
大佐「ううむ、なんだかんだ言ってここにいるサポーター達の県で奴らと直接戦ったのはネオ宮崎とネオ徳島くらいのようだからな…」

EG『しかしエキシビジョンがあって良かった。カイをなんとか鍛え直すこともできたようだからな』
スタッフ「そうっすよ。俺らなんか一回戦で負けたからやっぱ辛いっすよ。サンなんて珍しく落ち込んで…」
おっちゃん「マブイにもいろいろ知り合いが出来たようでなぁ……俺は嬉しいぜ」
キョウコ「目頭を押さえるほど嬉しかったのね……」
サトミ「そうそう、家の人なんて本戦で負けてから昼間っからお酒ばっかり飲んでぐだぐだとうるさいったらありゃしない」
ハナエ「家も似たようなもんなのよ。あの人ったら落ち込んじゃって、元気づけるのに苦労したのなんの」
サトミ「そうなのよ、家も苦労したわよお…」
マタサブロー「ああ、こりゃ長くなりそうですね」
ヨシノ・イチョウ「お母ちゃん達来る時も道でばったり会って、それからずっとしゃべり続けてたのよ」「好きよねえ」
シャビエル「ふむ、ご婦人がたにとっては会話も仕事の内ですからね」
おっちゃん「違いねえな」
サトミ「それでもお嬢さんとこのテツさんとスルガさんとつるむようになってから、家の人、ちょっとは元気になったみたいだけど。ありがとうね」
お嬢「いいえ、こちらこそ。テツなんてあの通りの不調法もので、仲良くさせてもろうて良かったです」
子分「ひとえにスルガの親分の人徳ってやつだな!」
海賊「あんまり調子に乗ってんなよ」「トラザメ親分はお茶送ったりしなかったけどな…」「…」
知事「そうか、贈り物を送って認知度を高めてもらうという手もあったな」
キョウコ「……気になってたんですけど、知事さんってサポーターなんですか?ネオ宮崎の知事ですよね」
知事「うん、私は正式なサポーターではないんだけどね。私がハヤト君と行動を共にしているうち、私がサポーターということになってしまったようで……
   ネオ宮崎を一緒に広めていけることは嬉しいんだが、知事の職務もあるから中々忙しいよ」

ミドリ「あのー……」
イカルガ「ん?なに?」

ミドリ「そ…その…ガイ君は、どんな感じだったんですか?」
おっちゃん「おっ、やっぱり気になるか?」
ミドリ「そ…それは…」
アスカ「あいつもいろいろあったみたいよね」
おっちゃん「うん、島根の奴とかと組んで動いてたみたいだが、何をやってたかは正直よくわからん」
キョウコ「ミカンさんにサポーターでもいればいろいろ話が聞けたかもね」
ユキエ「そういえば、ガイさんと仲良さそうにしてましたしね」
大佐「あれは違うだろう……」
ミドリ「ん、いつも一緒にいるネーブルさんって人はサポーターじゃ……」
EG『いや、あいつはネーブルガンダムのファイターだ。名前はキイノスケ。いつも一緒にいるが、できてるわけじゃないぞ」
シャビエル「余計な冗談はいりませんよ。ご婦人がたの耳には毒です」
海賊「ああ、でもガイの奴、最近ちょっと口数が増えたようになったらしいってトラザメの親分が言ってたぜ」
アスカ「ミドリちゃんのおかげじゃない?」
ミドリ「いえ、そんな……ガイ君、なんだかあまり自分のことを喋ったりしないから……」
イカルガ「う、うーん。ま、まあいろいろあったんよね。いろいろ……
     でもちょっと明るく、うーん、なんていうかこう、綺麗になった……?感じはあるやね」
ユキエ「ミドリさん、すごいです」
ミドリ「そう…かな。えへへ」
おっちゃん「ガイの野郎も羨ましいこったぜ」


キョウコ「そうそう、羨ましいと言えば、アスカさん、ついにマコトさんと結婚されたんですよね!」
アスカ「ヘヘ…そうなのよー」
ユキエ「へぇーっ、良かったですね。おめでとうございます!」
お嬢「ほんまにおめでとうございます」
おっちゃん「まあそろそろだと思ってたけどよ」
知事「おお、では新婚旅行はぜひネオ宮崎に! リゾート施設シーガイアの割引券を贈らせて頂きますよ」
シャビエル「営業マンではあるまいし…でもまあ九州は良い所ですよ、我が大分の温泉も…」
海賊「こいつらの機体、宣伝も兼ねてたのか」
マタサブロー「まあ、普通は県のイメージアップも兼ねて出場しますしね」
大佐「うむ、その辺は我々サポーターの考えるべきところだな」
スタッフ「俺らのとこなんて…」
ミドリ「おいしい食べ物も宣伝にはなると思いますよ?」
教団員「我々は布教も兼ねていますけどね」「昨今は信者の獲得が難しいのです」
キョウコ「ちょ、ちょっと、アスカさんの結婚の話は…」
ユキエ「そうですよ、アスカさんの結婚の話が聞きたいです!」
アスカ「そう言われると照れるのよねー」
EG『男女の仲は難しい、問題はこれからだ』
イカルガ「こら、水を差すんじゃない」
ハナエ「でもホントのことよ。旦那なんて目を離すと何しでかすかわからないんだから」
サトミ「ホントホント、家の人ったらこの前も…」
マタサブロー「また始まりましたね…」
おっちゃん「こりゃ敵わんぜ」
子分「アスカさんもああなっちまうんですかね」
大佐「うーむ…一概には言えんが…」
アスカ「そこぉ!余計な予想を立てるんじゃない!」
知事「しかしマコト君は私の見る限り尻に敷かれるタイプだよ、ありゃ」
スタッフ「確かに、あの人はそんな感じっすね」
イカルガ「もうっ、あんたら余計なこと言わんといてや!」
キョウコ「そうですよぉ!」

シャビエル「人のプライベートにあまり踏み込むものではないのですよ。お譲さん方」
おっちゃん「二人で熱い日々を送ってるんだろうなぁ……」
海賊「けっ」
子分「けっ」
マタサブロー「……(ひがんでるのかな。怖くて言いだせないけど)」


スタッフ「じゃあアレだ、アスカさんとマコトさんの結婚を祝って祝い酒と行こうぜ!」
お嬢「あんたら何を言いだすかと思えば……」
アスカ「い……祝ってくれるのは嬉しいけど」
ユキエ「この人たちの場合、どう見ても自分達が騒ぎたいだけです」
ハナエ「お酒と言えば、家の人ったらこの前関東の人たちと集まった時に家からお酒持って行ったのよ!」
キョウコ「あっ!お兄ちゃんが飲んでた奴ですね」
ハナエ「あの人ったらキョウシロウさんにも飲ませたの!? 帰ったらとっちめてやるんだから」
サトミ「そういえば、家の人も帰って来た時お酒臭かったわ」
おっちゃん「実は今日も沖縄名物泡盛を…」
子分「へへへ、実は俺達もスルガの親分から」
海賊「お、俺達もトラザメの親分から…」
教団員「ここに持ってきたワインは聖なるキリストの血です」「だから飲んでもいいのです」
大佐「私も実は……新潟の米から作った酒だ。魚沼産は伊達じゃないぞ!と、こいつはエチゴのセリフか」
知事「もしもし、私だ。すまんがねハヤト君、君のところで扱ってるお土産品からネオ宮崎の地酒を持ってきて欲しいんだよ。
   うん、そうだ。ここでネオ宮崎のマンゴー酒をふるまい、皆様にネオ宮崎の素晴らしさを知ってもらうのだ。ああ、よろしく頼む。悪いね」
スタッフ「ひゃっほう!さすがっす旦那方!ようし、男はあっち行って飲もーぜ!」
シャビエル「男は…ですか。その台詞、うちのレンさんにも聞いて欲しいものです。私はアイスクリームがあるので御遠慮…」
ヨシノ・イチョウ「ええっ! アイス!?」「ちょうだーい!」
シャビエル「うっ……」
EG『コドモニハ、ヤサシクシテヤレ』
シャビエル「普通に喋れる癖に機械みたいな喋り方するのはやめて下さい。……わかりましたよ、あげますよ。でも半分だ…ああっ」
ヨシノ・イチョウ「お母ちゃーん! アイスもらった〜!」
サトミ「あらあら、ちゃんとお礼言っとかなきゃあ駄目よ? すみませんねぇ」
シャビエル「ぐっ……私がアイスをあげたことになってしまっている……」
アスカ「あんた、このクーラーボックスもしかして…」
シャビエル「それは私のアイス倉庫です!」
イカルガ「ほな、私らはあっちでアイス食べよか」
シャビエル「あー…私のアイスが持ち去られていく…」
お嬢「子供らも一緒に、ほらあんたもこっちへ」
マタサブロー「ええっ、僕は子供じゃ…」
ユキエ「違うの?」
EG『子供だろう』

キョウコ「というか女の子みたいよね」
ミドリ「ボクはかわいいと思うよ!」
イカルガ「ベニバナ君といい勝負やな」
ハナエ「あら、このアイスおいしいわね」
サトミ「でしょう、私も思ったの。温泉に入った後にこんなアイスを食べられたら幸せよね」
ハナエ「じゃあサトミさん、今度そちらのご家族といっしょに大分に行きましょうよ」
サトミ「いいわねえ。私も旅行なんて久しぶりよ」
ミドリ「うーん、ガイ君と旅行にでも行ったら、もっと仲良くなれるのかな?」
キョウコ「うふふっ、頑張ってね、ミドリちゃん!」
ユキエ「そうよ、頑張ってね」


海賊「うーい、なんだこのくらいで酔っぱらうなんてだらしねえなあ」
子分「うるせえ、うるせえぞ。青い顔して何言ってんだ」
スタッフ「あんた達いいね、良い飲みっぷりっすよ」
教団員「あれだけの量を一気に飲めば」「誰でもこうなりますね」
大佐「『酒は飲んでも飲まれるな』ということわざがあるが、彼らのはまさにそれだな」
おっちゃん「へへっ、若いのは酒の飲み方をしらねえぜ。っと、俺もまだまだ若いつもりだぜ!」
シャビエル「さすがにそれは苦しいかと……」
知事「いやいや、体はともかく心までは衰えないようにしたいもんですよ……」
おっちゃん「言うね知事さん、どれもう一杯」
シャビエル「そういえば当初は反省会の予定のはずだったのに……私たちはいったい何を反省したのだろう……」
スタッフ「固いことは言いっこなしっすよ!酒が足りないんじゃないっすか?」
海賊「あー、気持ちわりい。どんな荒海でも酔ったことのない俺達が……不覚だぜ」
子分「うー……」


おっちゃん「こうして反省会は過ぎていくのであった、と」
EG『誰に喋っているんだ?』



サポーター反省会・おわり

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