地方別反省会 〜中国四国編〜

ナルト「それでは第一回、地方別反省会・中国四国編を開始する」

イザナミ「・・・・・・」
ガイ「・・・・・・」
ミカン「・・・(よりによってサンドヒルの隣かよ。空気重いぜ。)」
テツ「・・・(アイツは確か警官だったな。油断できねえぜ。)」
モモタロウ「・・・(あの男は確かヤクザ者。油断はできないな。)」
ドンベエ「・・・(黙々とみんなに振舞うウドンを作っている)」
ドウマン「・・・(こやつらからただならぬ怨念を感じる!!)」
リョータ「あの・・・皆さん・・・」
ナルト「お前らなんか喋れよ・・・」

無言のまま20分経過。

トラザメ「・・・・・・」
リョータ「(トラザメさんもとうとう諦めて黙っちゃった・・・)」
ドンベエ「できたぞ。みんな食え。」
ミカン「ズルズル。お、相変わらずうめえな。さすがドンベエだぜ。」
リョータ「ええ。何度食べてもおいしいですよね!(さすがミカンさん!うまく話のタネを作った!!)」
テツ「ああ・・・そうじゃな・・・ズルズル」
モモタロウ「さすがですね。ズルズル」
ドウマン「ぶるぁ・・・ズルズル」
イザナミ「・・・・・・」
ガイ「・・・・・・」
リョータ「(ああ・・・でもやっぱりみんなすぐ黙っちゃった)」
イザナミ「・・・ズルズル」
ガイ「・・・ズルズル」
リョータ「(ああ・・・あの二人も食べはするんだ)」

無言のままさらに20分経過。

リョータ「(もう限界だ。この空気耐えられない・・・!)」
イザナミ「・・・話すことがないなら帰らせてもらうぞ。」
ガイ「俺もだ。こんな下らん集会来るんじゃなかったぜ。」
トラザメ「お、おい。お前ら!」
ドウマン「ほうっておけ。どうせとめても無駄じゃろう。」
テツ「すまんがワシも帰るぞ。あんまり長い間お嬢の側を離れるわけにはいかんのじゃ。」
ドンベエ「俺も明日の分の店の仕込みをやっておかねばならんのでな。失礼させてもらう。」

リョータ「ああ。帰っちゃった。」
トラザメ「くそっ。あいつらとまともな会話しようと思った俺がバカだったぜ。」
ミカン「あー・・・じゃあ残ったメンバーで・・・」
モモタロウ「そうですね・・・」
ドウマン「今回の反省会の反省会をするか。」


リョータ「帰っちゃった・・・どうしよう・・・」
モモタロウ「マイナーどころの私たちがここで語っていても・・・」
ミカン「・・・・・仕方ないな・・・よしっ」
ドウマン「どうした?ミカン殿?」
ミカン「みんなに聞いてほしいことがある・・・あの二人の後日談だ・・・」
トラザメ「後日談?」
ミカン「ああ、実際に聞いた話だ・・・」

大会終了後―――――

イザナミ「ふっ・・・どうしたガイよ・・・いまだに私に付きまとうか?」
ガイ「そんなつもりはない・・・ただ閉会後お前の様子がおかしくってな」
イザナミ「貴様には関係のないことだ・・・・」
ガイ「そうか。ところでお前はこれからどうする?」
イザナミ「語るまでもない・・・この身が朽ち果てるまで――!?」
ガイ「ん?どうした?・・・何だ、あそこにいるのは・・・ニョライのミロクか・・・確かお前の」
イザナミ「いいよおおお!やっぱりミロクたんかわいいよおおお!!さすが我が妹!!いもうと・・・いもうと・・・もっ!萌ええええ!!」
ガイ「な!?どうした!?おまっ!!」
イザナミ「はああ、あの綺麗なストレートヘアーをクンカクンカ!クンカクンカしたいおおおお!!!」
ガイ「おい!!どうした!!なにが――!!」
イザナミ「はああ!!あそこにいるのはサキたんんんん!!でも俺は妹が一番んんんんん!!」
ガイ「サ、サ、サキたああああん!!かあいいよ!!かあいいよ!!その気丈な目つきで罵られたいよおおおおお!!かあいいよおお!!」
イザナミ「さすが!ガイ殿!!ツンデレとはお目が高い!!も、萌えええ!!」
ガイ「も、萌えええええ!!!」

―――――

ミカン「・・・ってことがあってな」
リョータ「え?マジ?あいつらってそんな・・・」
ドウマン「は!?危ない!!ミカン殿!!」
ミカン「!!」

ブシュ!!

ミカン「くはっ・・・!」
イザナミ「・・・・・」
ガイ「・・・・・」
イザナミ「あえて何も聞かんが、貴様の茶番に付き合ってやった礼だ」
ガイ「くだらなさ過ぎて何も言えん」
ミカン「へへっ・・・戻ってきたな」ガクッ!
リョータ「ミカンさああん!!」
ドウマン「おお、その身を捨ててまで反省会を遂行させようとするとは・・・!」
テツ「忘れモンをとりにきたんじゃが・・・どうしたんや?」
ドンベエ「どんぶりを取り忘れて来てみたら・・・みんないるじゃないか」


というわけで反省会・再スタート!!


ドウマン「まさか反省会を続行することになるとは・・・」
トラザメ「じゃあまずうちのブロックの優勝者に聞くけどよお。今大会の感想は?」
イザナミ「さあな。」
トラザメ「・・・そうか。じゃあ準優勝者は感想あるか?」
ガイ「別に。」
ミカン「お前ら、どこぞの高飛車女優かよ。」
ガイ「黙れ。」
ブシュ!!
リョータ「ミカンさああん!!」

トラザメ「じゃあ本戦の試合を振り返ってみようか。最初の試合は・・・チッ、俺とサンドヒルの試合だ。」
テツ「お互い自分のフィールドで戦おうとレベルの高い駆け引きの試合じゃったな。」
モモタロウ「地中対水中。なかなか見れる戦いじゃないですよね。勉強になりました。」
ミカン「まあ結局ナルトはサンドヒルにやられちまったんだけどな。」
トラザメ「サンドヒルに負けたのはてめえも一緒だろ!」
バキッ!!
リョータ「ミカンさああん!!」

トラザメ「次の試合はモモタロウ対イズモか・・・」
モモタロウ「あの試合は僕の完敗でした。自分がまだまだだと思い知らされましたよ。」
イザナミ「いや、お前の舞はなかなかのものだった。サポートメカとの連携は鮮やかだったぞ。」

ミカン「・・・・・・」ドクドク
リョータ「誰かっメディカルのキトさん呼んできてえええ!!」

ウドン「その次は俺とリョウマの試合だったな。」
リョータ「あの試合は勉強になりました。ってそれどころじゃないんですよ!ミカンさんを・・・」
ウドン「あわてるな。麺の生地は時には寝かせることも必要なのだ・・・それは人にも言えることだ。」
リョータ「ああ、なるほど確かにそうかも・・・ってこれは寝かせたらまずい量の出血でしょ!!」

ミカン「リョータ・・・ナイスノリツッコミだぜ・・・」ガクッ

ピーポーピーポー

トラザメ「さて、次はダンノウラとメイプルか。」
メイプル「ああ、あの試合か・・・俺も仕事柄いろいろ経験してきたがあんなに恐ろしい思いをしたのは始めてだったぜ。正直二度と戦いたくないな」
ドウマン「このワシに勝っておいて何を言うか。安心せい、おぬしには変な霊はついておら・・・む?」
???「妬ましや…憎ましや…」
メイプル「こ、この声はいったい!?」
ドウマン「おのれ悪霊め、カーッツ!!」
ミカン「ぎゃああああああ!!」
リョータ「ええっ!?ミカンさ(ry」

トラザメ「次はサンドヒル対ミカンなんだが・・・ミカンは病院送り?になったため代わりの人間を用意した。」
キイノスケ「どうもー。って俺が出てきていいの?」
ガイ「フン、ミカンコンビの地味な方か。まあどっちも大差ないがな。」
キイノスケ「ちょwwwひでえwwwせめてコンビのまともな方とか言ってくれ。」
ガイ「知るか。そもそもこんな試合振り返るまでもないしな。」

-病院-
ミカン「ちょwwwひでえwwwせめて何か一言言ってくれ。」
ナース「きゃあ!!患者が!!」
医者「生き返った!?奇跡だ!!」

トラザメ「さあ、次は準決勝。サンドヒル対メイプルだな。」
テツ「情けないがこの試合で負けてしもうた。今思えばサンドヒルはワシらより一試合多く戦っとるのにたいしたもんじゃ。」
ガイ「その程度何の問題もない。お前らとの試合なんぞ戦いのうちに入らんからな。」
テツ「何じゃと・・・?もう一度いうてみい。」
モモタロウ「どうどう、そこまでですよ。今日は喧嘩をしに集まったんじゃありませんから。」

リョータ「(うーむ。さすが大人だ。)」

トラザメ「さあ、そして最後の決勝戦だ。サンドヒル対イズモ。」
ドンベエ「この試合はすごかったな。出来立てのウドンのように熱かった。」
イズモ「確かにこの試合は我も少し本気になってしまった。今思えば大人げなかったかもしれんな。」
ガイ「なんだと・・・!てめえ舐めたこと言ってんじゃねえぞ!」
テツ「カッカッカwwwいい気味じゃwww」
ガイ「・・・殺されたいらしいな!」
モモタロウ「ちょっとちょっと!!落ち着いてください!!」
テツ「うるせえ!!やっぱり試合の借りを返さな気がすまん!!表ぇ出ろや!!」

イズモ「ガイよ・・・我にかなうと思っておるのか?」
ガイ「黙りやがれ・・・手前ら今度は生意気な口聞けねえように徹底的に潰してやるよ!!」
テツ「ワシの実力を前と同じじゃと思うなよ?覚悟せえ!!」
モモタロウ「三人ともいい加減にしてください!!こうなれば力ずくでも止めます!!」
トラザメ「はっはっは!面白くなってきやがった。俺様もまぜろや!!」

ドンベエ「やれやれ・・・付き合いきれん。」
リョータ「やっぱりこうなるのか・・・」
ドウマン「まあワシらの地区が仲良くしろという方が無理な話だったということだ。」

こうして夜は更けていく・・・

とりあえず終わり
inserted by FC2 system