本スレのSS・21スレ目

???「どうやら 見に来てみたら 面白いことになってるジャネーカ」
???「どうやら、今回は俺達が出る必要はなさそうだ。」
???「どうやらそぅみたいだねー。つぅかもうオイラたちが行く時代でもないしね」
???「そうです。もう若い人達だけで何とかする時代です。ホラ、もう終わりましたよ。 さすがはネオジャパンのガンダムたちですね。」


〜閉会式〜

キムの操るマスターデーモンガンダムが倒れ、全ての闘いが終わった…
興奮の冷めない会場では引き続き表彰式が行われた…
最後に閉会式テーマソング (機動武闘伝Gガンダムより Trust You Forever) が流れ、第一回都道府県対抗ガンダムファイトの幕は下りた。

そして…



○北海道 カムイ(シャクシャインガンダム)
戦いを終え再び孤児院での生活に戻る。今回のファイトで孤児院の子達からの人気はさらに上がった模様。
○北海道 ユキエ
闘うカムイの姿に勇気を貰ったのか、少しずつではあるが他の人にも心を開くようになった。

○青森 ヒバ・セイカン(ネブタガンダム)
祭りの度に彼が開く射的ゲームは長蛇の列ができるほどの人気。その秘密は本物の銃を使ってるからとか。

○秋田 キバ・オウガ(ナマハゲガンダム)
彼の演じるなまはげの迫力はファイトを通して更なるものとなった。子ども達は失神・トラウマ続出。

○岩手 ミナミ・イシカベ(めんこいガンダム)
ファイト後、お見合いの申し出が殺到したが「軟弱な男は嫌い」と見事に全て断った。

○宮城 マサジロウ・リュウタニ(ダテガンダム)
穏やかな老後を…というのは性に合わないらしく、真の独眼流継承者を見つけるため道場を開く。入門希望は殺到したが、入門者の九割は一週間も経たないうちに逃げ出した。厳しすぎ。

○福島 ケヤキ・ヒュウガ(ガンダムビャッコ)
更なる強さを求め独眼流道場に入門。数が減って粒ぞろいとなった門弟の中でも断トツの一番弟子となる。「師範より強くね?」との噂も。

○山形 ベニバナ・モガミ(ガンダムチェリー)
得意の弓術で山の獣を狩って生活している。町に降りてきた獣を捕獲して感謝状を貰ったりも。

○埼玉 キョウシロウ・サイトウ(サイキョウガンダム)
サイキョウの名に恥じぬよう鍛練の日々を送る。いつかは父を超えるファイターになることが目標。トレーニングと妹しか目に入っていないため、浮いた話は一つもない。
○埼玉 キョウコ・サイトウ
兄の過度なシスコンで未だにボーイフレンドはいない…と思いきやキョウシロウにばれないようにしている彼氏がいる模様。しかし兄を慕う気持ちはいつまでも変わらない。

○千葉 ミック(ネズミーガンダム)
ダークヒーロー好きな子供達にさらに人気が出てしまい、テーマパークの仕事が増えて計画どころでは無くなってしまった。新たなテーマパーク『ネズミースカイリゾート』も建設中につき、今後も仕事が増え続けるだろう。

○神奈川 マコト・ササキ(ガンダムベイスター)
新世代のスポーツ『ガンダムベースボール(GB)』の全国的な普及を目標に広報活動を始める。また、彼自身もGBの選手である。ちなみについに結婚したメカニックのアスカは妊娠中。
○神奈川 アスカ・ササキ
ガンダムファイト終了にともない、メカニック業を止めて本格的に声優としての活動を開始。お腹の赤ちゃんが生まれてくる日を楽しみにしている。

○栃木 サン・フタアラ(チャオズガンダム)
キョウシロウと共に修行に明け暮れる日々を過ごす。そして成長した超能力はついに霊すら見えるようになった。同時にドウマンがよく現れるようになった。
○栃木 チャオズスタッフ
サンの性格や超能力に振り回されつつも、彼と一緒にいることに楽しみを感じている。チャオズガンダムの後継機を設計中。

○山梨 ユーリ・テンホウイン(ガンダムウェルチ)
家業のぶどう栽培を継ぎ、品種改良を加えたブランドぶどう『貴族のブドウ』を生産している。空前のぶどうブームを巻き起こしそうになるほどの爆発的な売れ行きに本人も大満足。

○群馬 アカギ・ヤマダ(ダルマーガンダム)
ガンダムファイトのPR効果で客が増え、だるま屋の板長としては嬉しい悲鳴を上げている。ダルマーガンダムを旅館のシンボルとして旅館内に入れようとしたが旅館に巨大な風穴を開けてしまい、カミさんにフルボッコにされた。
○群馬 ハルナ・ヤマダ
だるま屋の名物女将は夫の戦いが終わった後も変わらない。ファイターの夫をフルボッコにできる実力から、次期の栃木代表ファイター優力候補の一人でもある。

○茨城 エイト・BEE(ナットウガンダム)
ファイトが終わった後もどのファイターよりも血の滲むような修行に励み続けた結果、ついに納豆を食べれるようになった。

○東京 ゴウザブロウ・ゼニガタ(オーエドガンダム)
彼がガンダムファイトで活躍したことにより、東京でポリスジムが全国初の正式採用された。しかし本人はそんなことはどうでもよく、髪の毛が薄くなってきたと妻や双子の娘に指摘されたことを気にしている。

○新潟 エチゴ・アイカワ(ガンダムコシヒカリ)
米に情熱を注ぎ続けている内に、いつしか「伝説の傭兵」から「伝説の農家」へとその呼び名を変えることとなった。
○新潟 大佐
エチゴの米に対する想いに心を打たれたのか、一時期は米農家になっていた。しかしすぐに「何をやっているんだ」と正気に戻った。

○長野 ナダレ・テンホウイン(ガンダムアルプス)
山岳救助隊として日夜、訓練に励む。ガンダムファイトで婿探しをしているとの噂もあったが未だに独身である。弟・ユーリの作り始めたぶどうがマイブーム。

○富山 キト・シラカワ(メディカルガンダム)
ガンダムファイトを通して集まった資金でシラカワ医院を建てる。深刻な医師不足ながらも院長のキトさえいれば特に問題は無いとか。

○石川 カキョウ・マエダ(カブキガンダム)
傾奇者としてさらに精進するため愛馬・松風とともに全国行脚の旅に出る。本人いわく、これが自分にとって一番「粋」な生き方なんだとか。

○岐阜 サキ・サイトウ(ヒグラシガンダム)
大会前と同様、美濃焼きや岐阜和傘といった地元の伝統工芸をたしなんでいる。さらにそれに加えて他県の伝統工芸にも興味を示し始めた模様。

○福井 デンジャーラ・スノッチ(オバマガンダム)
大会中によくミックと一緒に行動していたことから「ネズミースカイパーク」設立にともない新しいネズミーキャラとしてスカウトされる。
そして口癖が「俺じゃ無理」に変わり逃亡を何度も試みているが全て失敗に終わり、ついに諦めた。ちなみにネオアメリカの人達には凄まじい人気。

○静岡 スルガ・クサナギ(ガンダムギョクロ)
ファイト後、地元民からの人望がさらに厚くなった。茶の生産、地域ボランティアへの参加、作曲、子供二人の面倒など、多忙な日々を送る。

○愛知 シュウヤ・ハシバ(シャチホコガンダム)
初のタレントファイターとなる。目立ちたがり屋でどこか憎めない性格と抜群の運動神経がウケたのか、若者から老人まで幅広いファンを獲得している。近々、歌手デビューも考えているらしい。

○京都 イサム・フジワラ(ガンダムマロウルフ)
ガンダムファイトで一躍有名になり以前よりも俳優としての仕事が増えた。取り憑いていたミブウルフのファイターの霊はドウマンが成仏させた。

○和歌山 キイノスケ・アイダ(ネーブルガンダム)
愛媛のミカンと良い意味でライバル関係になり互いに高め合った結果、ミカン農家としての腕前やミカンそのものの味が以前より数段高いものとなった。

○奈良 ミロク・イカルガ(ニョライガンダム)
ガンダムファイトで活躍したことが原因か、さらにネオ東大寺の信者数が増えることとなった。妹も無事に戻ってきて平穏な毎日を送っている。
○奈良 アスカ・イカルガ
姉のミロクと共に平穏に暮らす。たまに甲賀の忍の里に訪れてはクレハと談笑もしたり。

○大阪 ジョウ・ナンバ(ナニワガンダム)
彼の元々の仕事であるプロレス業を再開。ガンダムファイトを終えてさらに磨きのかかったその動きは観客達により一層の爆笑を引き起こしている。

○滋賀 クレハ(甲賀式シノビガンダム)
日夜、いずれ来る母の後を継ぎ甲賀忍軍の頭領となる日に向けて忍の修行に励んでいる。歴代最強のくノ一となるのではないかと噂されるほどの勢いで成長している。

○三重 アオバ(伊賀式シノビガンダム)
すっかり老いてしまった父の後を継ぎ、伊賀忍軍の新たな頭領となる。時折姿を消したと思うと、影からひっそりと妹・クレハの修行を見守っている。

○兵庫 ・(タイガーガンダム)
マコト・ササキ同様、新世代のスポーツ「ガンダムベースボール(GB)」の普及、広報活動に取り組んでいる。そしてもちろんそんな彼自身もGBの選手の一人である。

○島根 イザナミ(イズモガンダム)
大会終了時にはすでに彼の姿は見当たらず、ついに最後まで仮面の下の素顔が明かされることはなかった。妹であるミロクにも消息は掴めていない。

○鳥取 ガイ・アラシ(ガンダムサンドヒル)
ガンダムファイト以後、人前に現れたことは一度もないが時折鳥取砂丘に砂のアートを造っては人々を驚かせている。

○岡山 モモタロウ・キビノ(モモタロウガンダム)
片田舎でお爺さん、お婆さん、犬、猿、雉と平穏な日々を送っている。東京のポリスジムに憧れており岡山でもポリスザクの配備が正式化される日を待ち遠しく思っている。

○広島 テツ・マツノウチ(メイプルガンダム)
己がガンダムファイトで不在の間にすっかり生温くなってしまった鯉口組の若い衆の腐れ根性を叩き直すために奮闘中。
○広島 お嬢
今大会ですっかりガンダムファイトに魅了され虜になってしまい、次回大会では広島代表ファイターになろうと意気込んでいる。テツの指導を受け特訓中。

○山口 ドウマン・タイラノ(ダンノウラガンダム)
さらにコブシが効いた美声になった。怨霊と聞くと全国どこへでもすぐに駆け付ける出張陰陽師として活躍中。たまに呼んでもないのに現れたりする。

○香川 ドンベエ・サヌキ(ウドンガンダム)
うどん屋を再開。日本一のうどん職人として全国にその名を轟かせている。またガンダムファイト中に残した数々の名言を集めた本「うどん語録」を出版し、これが大ヒットとなった。

○愛媛 ミカン・ブルターク(ミカンガンダム・エッヒメー)
謎勢力軍団の特攻によって壊滅的被害を受けた四国の復興作業に全力を尽くす。主にミカンを配ったり、ミカンを配ったり、ミカンを配ったり…etc

○徳島 トラザメ(ナルトガンダム)
大会後、全国各地の海賊から舎弟にしてくれとの申し出が相次いだので四国同盟の他に海賊連合も設立し、その頂点に立つ。海賊とはいえ悪は許さず日本の領海の平和は彼らによって守られている。

○高知 ・(ガンダムリョウマ)
ガンダムファイトを通して自分がまだまだ未熟であることをより痛感し鍛練に励んでいる。マサジロウの独眼流道場の門弟になりたいと思っているが地元愛からネオ高知を離れられずにいる。

○宮崎 ハヤト・ミヤザキ(ガンダムシーガイア)
彼のファイターとしての努力や熱意、そして知事のスター性から再びネオ宮崎にスポットライトが当たるようになり多くの観光客が訪れるようになった。ハヤトは大満足。知事も大満足。

○福岡 ヒカル・ツツジ(トンコツガンダム)
香川のドンベエの下で麺道を極めるために修行中。彼の求める究極の麺に至るにはまだまだ先は長い。

○熊本 リンドウマル・ヒゴ(ヒノクニガンダム)
花火職人としての仕事に戻り巨大花火作りに専念する。祭りの際に打ち上げられる彼の花火は以前同様多くの人の心を魅了している。

○長崎 フランシスコ・トキサダ(アマクサガンダム)
突然の病死を迎えた教祖Sに変わって教団の新たな教祖となる。渋々ながらも教祖としての自覚を持って教団を支えている。
○長崎 教団員
新教祖となったトキサダのサポートを務める。まだまだ子供で未熟なトキサダには必要不可欠な存在である。「どんまいです」

○鹿児島 アドミラル・トーゴー(サクラジマガンダム)
ガンダムファイトの漢らしい戦い方が多くの女性の心を掴んだ。しかし女性への免疫は相変わらず無いので本人は正直なところ迷惑に感じている。

○佐賀 カイ・アリアケ(ガンダムEg250)
なんとネオアメリカの化石発掘チームからスカウトされ急遽渡米することに。ガンダムを使った化石発掘作業でチームの役に立っている。
○佐賀 EG
英語がまったくと言っていいほど話せないカイのためにカイの父親から通訳機能を新たに追加してもらった。機能は完璧なはずなのに何故かよく間違えてはカイや現地のスタッフを困惑させている。

○大分 レン・タチバナ(オンセンガンダム)
毎日地元の男達と宴会を開いては酒ばかり飲んでいる。また、たまに他県のファイターが温泉に入りにやってきては一緒に酒ばかり飲んでいる。さらには一人のときでも酒ばかり飲んでいる。
○大分 ペリクレス・シャヴィエル
毎日地元の男達と宴会を開いてはアイスクリームばかり食べている。また、たまに他県のファイターが旅行にやってきてもお構いなしにアイスクリームばかり食べている。さらには一人のときでもアイスクリームばかり食べている。

○沖縄 マブイ(シーサーガンダム)
ガンダムファイトを通して多くの人達と出会い人間的に大きく成長し大和人を憎むのは筋違いだと気付いた彼はもっと多くの人と出会い多くの事を学ぶために一人で全国を巡る旅に出た。途中、同じく全国行脚の旅をする石川のマエダと出会ってからは行動を共にしている。
○沖縄 おっちゃん
ネオ沖縄で平凡かつ退屈ながらも幸せな日々を送っている。しかし時々、大会中ずっと付き添ってきたマブイがいないことを少し寂しく思ったりも。


○日本 日本ガンダムファイト委員会(ストーカー)
閉会式が終わった時、すでに彼の姿は会場にはなかった。次なる戦いを求め、旅立ったのだ。会場の放送席には眼帯とマイク、そしてまさかのツケヒゲだけが残されていた… 




                                        〆
 ┼ヽ  -|r‐、. レ  |   (凸 )
d⌒) ./| _ノ  __ノ ¬[古]⌒ 
                                       く ヽ



 




ネオ島根、イースト出雲

レポーター「ご、ご覧下さい皆さん!! これが! これがあのネオ島根です! あれは一体……一体何なのでしょうか!?まるで神話のヤマタノオロチ! 八本のガンダムの首が島根を囲んでいるのです!!」

グルルルルルロオオオオオオオ!!!

レポーター「そ、そんな!! こっちに向かってるじゃない!! 早く逃げてよ!! いや、いやああああああああああああああ!!!」

突如、ネオ島根に現れた巨大なガンダム。そこから伸びる巨大な八本のガンダムヘッドが日本中を覆った。
急激なスピードでネオジャパンはDG細胞に侵されていく。
そう、ネオジャパンはデビルジャパンへと変貌しつつあった……

イザナミ「そう、これこそが我の望み。そして、デビルガンダムたるガンダムヤマタノオロチの望み。県間戦争にて穢れたこの土地を浄化し、再び日いづる国へ変える。愚かしき人類、この日本に住む者は皆同罪、全てを我が滅してくれるわ!!止めたくば、来るが良いガンダムファイター達よ……我は黄泉比良坂にて待つぞ」


そして、ガンダムファイター達は今再び立ち上がり、最後の戦いへ向かう

デビルヘッド改めオロチヘッドの猛攻の前に、ネオジャパンの軍は手も足も出ない。
そこで出された最後の案、それはネオ高知が持つ戦艦「かいえん」を利用しての中心部への特攻だった。
そして中心部への特攻を行なうためには8本のガンダムヘッド改めオロチヘッドを抑えなければならない。
そこでついに、全国の都道府県は同盟を組み、一つの国として最大の脅威デビルガンダム・オロチと対峙することになった。

そして決行されるネオジャパンガンダム連合による最終作戦。
それぞれのガンダム達の活躍により、8本の首の動きを抑えたその瞬間を使い特攻を行なうイズモガンダムを除いた46のファイターたち。
だが、中心部への特攻をかけた彼らを待ち受けていたのはイザナミに忠義を誓うサイキョウのGF、アマツ衆。
たったの七人にも関わらず、その神がかった力に46人のファイター達は大苦戦する。
しかし、ガンダムファイトを超えて培われた絆により7人のアマツ衆を最終的に撃破。
だが、決勝に進出したファイター達のMF7体以外は7人の攻撃によりほぼ大破してしまった。

最後の戦い。
待ち受けていたイズモガンダム第二形態のコクピット、イザナミの口から語られる県間戦争の悲劇と人間の愚かしさ。
そのような人間への憎悪がこのような道にイザナミを走らせたのだと言う。
反論をする46のファイター達、しかし、イザナミの善悪を超越したその意思を揺るがす事は出来ない。
もはや、拳で語り合うしかないと最後の戦いが始まる。
DG細胞を完全に支配下におき、MFの枠を超えた超人的な力を見せるイザナミ。その一撃一撃で7人のMFは次々と大破していく。
だがその時、7人の身体が黄金に輝きだした。それはその場に集う全ガンダムファイター達の闘志。
この瞬間、46のファイターは一つになり、46の心を一つにした必殺拳がイズモガンダム第二形態へと放たれた。
大爆散するイズモガンダム、かすかに見えた人間の希望に敗北を認めイザナミは仮面を脱いだ。
此処に47のガンダムファイターが真に集結、抜け殻となったデビルガンダム・ヤマタノオロチを討つ為中心動力炉へと突き進む事となった。

たどり着いたヤマタノオロチの心臓部。だが、最後に待ち受けていたそこにいたのは倒したはずのキム・チャオ。
死んだと思われていた彼だがしぶとく生き残り、その邪悪な精神力でデビルガンダムを掌握してしまったのだ。
コアはオロチガンダムとなり、キムの意思で外部で破壊されたオロチヘッドは再生され、大破寸前だった決勝進出の7人のガンダムもオロチガンダムに完全に破壊されてしまった。
今度こそネオジャパンは終わりの時が来たのだ、生身の47人を取囲むオロチヘッドに、絶望の二文字が突きつけられる。
だが、真の奇跡はここで起きた。
大破し、動かなくなったはずの47人のガンダム達がオロチヘッドを一瞬のうちに破壊したのだ。
「なぜガンダムがひとりでに!?」狼狽するキムに、47人はこれまで過ごした日々がガンダムに意思をも宿らせたのだと直感。
全員は自分のガンダムに乗り込み、キムを取囲んだ。
動かないはずのガンダムが黄金に光り輝く。オロチガンダムを、キムを倒せと轟き叫ぶガンダムの意思が47人の意思を一つにした。
そして放たれる最終窮極奥義、DG細胞の亡者となったキムを今度こそ完全に葬り去ったのだ。

そして、デビルガンダム・ヤマタノオロチは倒れた。
大きな脅威の前に一つの国となったネオジャパン、その結束はもう二度と断ち切られることはないだろう。
ガンダムファイター達はそれぞれの日常に帰っていった。


イザナミ:イズモ衆を引き連れて何処かへと消える。大罪の償いに世界に残る戦渦を消すと言い残して。その後、それがシャッフル同盟と言われたかどうかは神のみぞ知る。


 



第二回大会妄想。

愛媛代表
キイノスケ「おう、久しぶりだなミカン。そういえばそっちはそろそろ次の大会の代表が決まるころか。」
ミカン「ああ。俺が出てもよかったんだが前大会以来何かと忙しくてな。今回は若いやつに譲ることにしたぜ。」
???「あら、わざわざ譲られなくても私は実力で代表の席をとれるつもりですけど?」
キイニスケ「おや、その美人のお嬢さんは誰だい?」
ミカン「ああ、こいつはロザミカン・バダム。俺の部下で・・・新しいネオ愛媛の代表だ。」
オザミカン「オレンジは嫌い・・・ミカンの売り上げを落とすから・・・。」
キイノスケ「・・・マジで?」


宮城代表
コジュウロウ「ついにガンダムファイトの時期がきましたね。」
マサジロウ「うむ。お前には私のすべてを伝承したつもりじゃ。」
コジュウロウ「お師匠様。それではついに!!」
マサジロウ「ああ。ワシが留守の間道場を頼んだぞ。」
コジュウロウ「・・・え?」
マサジロウ「ワシが留守の間も道場を空けるわけにはいかんからのう。」
コジュウロウ「お師匠様・・・まさかまだ出場するおつもりで?」
マサジロウ「当然じゃよ。残念ながら他に代表にふさわしい人物はおらんのでな。」
コジュウロウ「え・・・あの・・・なんでもないです。」


奈良代表
アスカ(ニョライ)「おっしゃあ! ニョライガンダム改めアスラガンダム完成!」
ミロク「アスカ、ほんまに出る気?」
アスカ「当たり前やん。姉様が出てアタシでないってのはありえへんやろ?」
ミロク「もう……」
アスカ「それにさ、姉様の兄様……んまあ、師匠にもええ所見せたいし」
ミロク「兄様が!? アスカ、どういうこと!?」
アスカ「ちょ、ちょいタンマ。アタシだって連絡ないけどさ、師匠のことやし。きっとどこかでガンダムファイト見てる思って」
ミロク「ああ……なんだ、そういうこと」
アスカ「あはは」
ミロク「あはは、ちゃう。正直な話、ずぅと日向ぼっこしてたいのに皆が皆して私にお寺継いで〜って言ってくるからまた大会に出ようとか考えてたのに……」
アスカ「んじゃ、逃げたら?」
ミロク「逃げてもええんやけど……でも、それしたら皆困るし……はぁ」
アスカ「ははっ。姉様、つくづく人よすぎ」
ミロク「うぅっ……ひどいなぁ、もう」
アスカ「ま、じっちゃんはともかくとして、他の皆は姉様に普通の女の人として過ごして欲しいと思ってると思うからさ。このファイトが終わったらアタシが一緒に直訴したげる」
ミロク「ん、そうしてくれると助かるわ。任せるよ?」
アスカ「うっす、任されました。それじゃ、次のガンダムファイト奈良県予選行きますか!!」
ミロク「はい、行ってらっしゃい」


埼玉代表
警察官A(ポリスジム)「止まれ!止まらんと撃つぞ!」
警察官B(ポリスジム)「くそ!違法改造してやがる!ポリスジムの機動力じゃ追いつけない!」
銀行強盗A(ドム・モヒカン)「ヒャッハー!ノロマのポリスが!俺たちゃ最速だぜ!」
銀行強盗B(グフ・アフロ)「おう、兄弟!俺たちの進路上に誰か倒れてるぜ?どうするよ?」
銀行強盗A「構わねぇ!轢き殺そうぜ!」
銀行強盗B「ヒャッハー!俺たちゃ最強の悪だぜ!!」

女の子「あ…ああ…、こ…腰が抜けて…」
???「よっと…大丈夫かい、カワイコちゃん?」
女の子「あ、あなたは?―――い、いやああああっ!轢かれるーーーッ!!」
???「ん?ああ、アレね。まったく…女の子を驚かせるだなんてクールじゃねぇ連中だぜ…」

必 殺 ! 十 万 石 双 龍 ダ ブ ル ア ッ パ ー ! !

銀行強盗A「ぎゃあああああああッ!!」
銀行強盗B「お…俺たちのマシンが…生身の男にッ!?」
銀行強盗A&B「ゲフゥ…!」

???「覚えときな。てめぇらが俺の前で最強を名乗るなんて百億万年早いってことをな!」
女の子「そ、その傲岸不遜な性格…ジャケットの背中の『最強』の二文字…あなたはまさか…!」
???「へへっ、もしかして俺のことを知ってるのかい?カワイコちゃん?」

タマコ「キョウシロウ!貴様、また街中で暴れたな!?あれだけ人様に迷惑かけるなと言ったのに!」
キョウシロウ「げえっ!タマコ!ち、違うんだ、これにはワケが…!」
タマコ「どうせその女の子に良い所見せようとしたんだろう、このエロス!ちょっと来い!」
キョウシロウ「ひいいいいッ!か…勘弁してくれええええええッ!!」
 



〜闘いのあとで〜
キョウシロウ「みんな集まったか〜!それじゃ今日はみんな俺のために集まってくれてありがとう!」
マブイ「何言ってやがるキョウシロウ!」
キョウコ「そうよお兄ちゃん!今日はガンダムファイトのお疲れ会でしょ!」
キョウシロウ「はは、そうだったそうだった」
キバ「ていうかなんでお前が仕切ってんだよ!そこは優勝したカムイの役だろうが!」
キョウシロウ「え〜!・・・しょうがない・・・カムイさんお願いします・・・」
カムイ「いや・・・俺はそういうのは苦手だ・・・キョウシロウ・・・頼む」
キョウシロウ「本当ッスか!?よっしゃ!それじゃみんな飲み物持って〜!」
ミロク「あらあら〜」
ミナミ「調子がよろしいことで」
キョウシロウ「ガンダムファイト!お疲れ様ッス!乾杯〜!」
全員「乾杯〜!!」

 

マサジロウ「はっはっは。あの父親にしてあの息子ありじゃな。まったくゆにーくじゃ」
ベニバナ「リュウタニ先生はキョウシロウさんのお父上に会ったことがあるのですか?」
マサジロウ「ああ、県間戦争時代に少しな」
ケヤキ「へぇ・・・きっとすごい人だったんでしょうね」
マサジロウ「ああ、すごかった。ワシには到底真似できんことをやってのける輩じゃったからの」
ベニバナ「できることなら会ってみたかったですね・・・」
ケヤキ「オレも・・・」

キバ「おらキョウシロウ!一発芸でもやって盛り上げろ!」
キョウシロウ「そういうのはハシバさんやナンバさんにおまかせしま〜す!」
シュウヤ「よんだがや?」
ジョウ「おう?うちらの漫才がそんなに見たいんか?」
サキ「虫酸が走るから結構です」
シュウヤ「それはないだぎゃ〜!」
ジョウ「そのキツさで何かに目覚めてしまいそうや」

 

レン「おう蝦夷の。飲んどるか〜」
カムイ「俺は下戸なんだ・・・酒は飲めん・・・」
レン「飲めんのではなく飲まんのじゃろうが!おら!口開けんか!」
カムイ「うぐっ・・・」
シャビエル「ちょっと・・・いくらなんでもそれはまずいですよ・・・はいカムイさん、アイスクリーム」
カムイ「んぐっ・・・」
ユキエ「カムイを・・・いじめないで・・・」

ヒバ「さすが優勝者・・・モテモテだな」
ユーリ「助けたほうがいいのではないですかね?」
ナダレ「大丈夫ですわよ。いざとなったらお医者さまもいますし・・・」

キト「・・・おいしいですね」
ミナミ「そうですね・・・」
キト「・・・・・・・・」
ミナミ「・・・・・・・・」
イサム(この席・・・居づらいよ・・・)

 

カイ「それにしてもこの料理本当にうまいな!」
リョウタ「たしかに。このご飯もうどんもラーメンも絶品ぜよ」
EG「作り手の愛を感じるな」
カイ「お前は食えないだろ」EG「ぐっ・・・」
リョウタ「ほんにおもしろいやつらぜよ」

〜厨房〜
エチゴ「料理は愛情。米を炊くのにも一粒一粒に愛を注ぐんだ!」
ドンベエ「うどんはコシが命だ!生地から丹念にこねてこねて生み出すんだ!人もそう、まわりの人にこねられてその命を輝かせる!」
ヒカル「はい!師匠!しかしラーメンも負けてはいません。麺に絡めるスープは作り手の性格が表れる!人それを個性と言うんです!」
料理人「あの・・・今日は皆様はお客様なので・・・」

トキサダ「でもこれが終わったら離ればなれなんじゃな・・・」
サン「何言ってんだよ。別にもう会えないわけじゃないんだからさ。またきっと遊べるさ」
トキサダ「・・・そうじゃな。今度会うときはもっと大人になってるから子供っぽいことはしないでよ?」
サン「なっ・・・オイラの方が大人っぽくなってるさ!身長だって今の倍はあるさ!」
トキサダ「ならこっちはその倍じゃ!」
チャオズスタッフ「これはお互いまだまだ子供だな・・・」
教団員「どんまいです・・・」
ドウマン「ぶるぁぁぁぁ!!」
サン・トキサダ「うわぁぁぁぁ!!」

 

おっちゃん「おうマブイ。飲んでるか?」
マブイ「少しだけな」
おっちゃん「あんま無理はするなよ?体はぼろぼろなんだから」
マブイ「わかってるよ。心配すんな。でもこんなに楽しい酒は生まれて初めてだ」
おっちゃん「・・・そりゃあよかった」
マブイ「ま、少し騒がしいがな」
カキョウ「まあそれもいいじゃねえか」
マブイ「マエダ・・・」
カキョウ「酒ってのは楽しく飲めるのが一番いいんだよ」
マブイ「・・・そうだな。じゃあ俺もちょっと暴れてくるぜ!」
おっちゃん「ちょっ・・・マブイ!?」
カキョウ「はっはっは!粋だねぇ!」

ミカン「ミカンで〜す」
キイノスケ「キイノスケで〜す」
ミカン・キイノスケ「二人合わせて柑橘類で〜す」
キイノスケ「ところでミカン?」
ミカン「どうしたキイノスケ」
キイノスケ「なぞ掛けをしようと思う」
ミカン「うんうん」
キイノスケ「目の前の机とかけて和歌山県と説く」
ミカン「ふんふん。その心は?」
キイノスケ「そこにオレンジ(俺ん家)がある」
全員「・・・・・・・・・・」
マブイ「つまんねぇんだよばかやろーが!!」ボカッ
キイノスケ「うわぁぁ!」
ミカン「最後までこんな役ぅぅ!」

 

アスカ「姉様〜姉様〜♪」
ミロク「ふふ・・・あらあらこの子は・・・ほんに手のかかる子やね」
アスカ「姉様と一緒なら私は幸せ〜」
クレハ「・・・やはりいいな。家族というのは」
ミロク「あら、それならクレハさんもお兄様に甘えてくればええやないの?」
クレハ「なっ・・・!?私が兄上に・・・!そそそ・・・そんなことをしたら怒られてしまいます!『忍たるもの家族の前でも気を抜くな』と」
ミロク「あらあら・・・でも本人さんは気になってるらしいですよ?」
クレハ「へっ・・・?」
アオバ「・・・・・・!!」フイッ
ミロク「たまにはええんやないですか。甘えてみても・・・」
クレハ「・・・そうですね。ちょっと行ってきます」
ミロク「ふふ、がんばってな」
アスカ「姉様〜」

アオバ「・・・・・・・」
クレハ「・・・兄う・・・」
リンドウマル「クレハさん!」
クレハ「ひゃっ!ど・・・どうしたんですか?リンドウマルさん」
リンドウマル「あ・・・あの・・・わ・・・ワシは・・・ワシは・・・」
クレハ「はい?」
リンドウマル「ワシはクレハさんのことが・・・」
アオバ「話は俺がじっくり聞くから少し外へ出よう・・・」
リンドウマル「ア・・・アオバ・・・いたんか・・・」
アオバ「さあ・・・外にいこうか・・・」
リンドウマル「い・・・いやじゃ!死にとうなか!」
アオバ「ならば力付くでも連れていく」
リンドウマル「いやぁぁぁぁぁ!!」ズルズル
クレハ「・・・・・・もう、兄上ったら」

 

エイト「・・・納豆がある」
エイト「食べたくないけど食べないで納豆だけ残ってるっていうのも嫌だし・・・」
トラノ「どないしたんやいったい?」
エイト「え・・・あ、納豆が・・・」
トラノ「納豆?んなもんは食べんでもいいねん。あんな腐った豆なんか食べたら腹壊すで」
エイト「これでも一応茨城の特産なんですけど・・・」
トラノ「・・・あちゃ〜。そりゃすまんかったの。まあわいはよう食わんがな」
エイト「・・・あなた・・・嫌いだ・・・」

スルガ「坊っちゃんに嬢ちゃん結婚するんだってな」
マコト「ええ。おかげさまで」
スルガ「そうか!そいつはめでてえな!そうだ!お祝いに最高級の玉露を送ってやるよ」
アスカ「ありがとうございます」
テツ「うちからは広島焼きを職人ごと手配してやるぜ。あまりのうまさに気失うんじゃねえぞ」
マコト「楽しみにしてますよ」
トラザメ「海の幸が欲しくなったら俺に言えよ。いつでも送ってやらぁ」
アスカ「まぁ素敵。みなさんお優しいんですね」
スルガ「まあ親父たちは赤ん坊には弱いってわけよ。な」
テツ「へんっ、べつにそんなわけじゃねぇよ」
トラザメ「そうだぜ。ただめでたいからだなぁ・・・」
マコト「三人とも本当にありがとうございます。きっといい子を生みますよ!な!」
アスカ「そんな大きな声で言うなバカ!」

 

アカギ「ぷはぁ、うめえ酒だ」
ハヤト「まったくです。地元にもこれくらいおいしいお酒が欲しいですね」
モモタロウ「ふぅ、明日からはまたただの公務員に逆戻りなんですよね」
ゴウザブロウ「まあ刺激はなくなるだろうが犯罪はなくならねえからな。休みなんざねえさ」
モモタロウ「はぁ・・・たまには羽を伸ばしたい・・・」
アカギ「そんときはうちの店に来るかい?歓迎するよ」
ハヤト「本当ですか!?」
モモタロウ「ああ・・・これで楽しみが増えた・・・」
ゴウザブロウ「熱い風呂を用意しておいてくれよ」

キョウシロウ「お〜い!トーゴーさんいたぜ〜!」
トーゴー「はぁ・・・はぁ・・・見つかった・・・」
レン「よう薩摩の」
トーゴー「う・・・」
サキ「あまり逃げないでください」
ナダレ「女性に汗を掻かせるのは・・・」
ミナミ「あまりよろしいとは言えませんよ」
トーゴー「くっ・・・」
ミロク「堪忍しておくれやす」
クレハ「これもあなたのためですから・・・」
トーゴー「あ・・・あぁ・・・ああああぁぁあぁああ!」
レン「それくっつけ〜!」

ペタペタペタペタ

トーゴー「・・・・・・・・・はぅ・・・」
ミロク「気失ってもうたな・・・」
ミナミ「ここまで免疫がないとは・・・」

 

ガイ「・・・・・・・・」
ミック「おや?キミは仲間に入らないのかい?」
ガイ「黙ってろ、くそネズミが・・・」
ミック「アハッ、怒っちゃうぞ」
スノッチ「まあ落ち着けミック」
ガイ「てめぇも消えろ」
スノッチ「カチンと来るね」
ガイ「やんのか?」
ミック「いいや」
スノッチ「どうせ俺たちじゃ無理だ」
ガイ「わかってんじゃねえか」
スノッチ「ただ今日は・・・」
ミック「美味しいお酒が飲みたいのサ」
ガイ「・・・ふん、勝手にしろ」

イザナミ「屋根の上での一人酒・・・これもまた一興・・・」
イザナミ「凡人の作り出す世は良き方へ向かうのであろうかな・・・」
ミロク「向かいます・・・」
イザナミ「・・・ミロク・・・か」
ミロク「兄様・・・もう戦いは終わりました・・・また私と一緒に過ごしましょう」
イザナミ「・・・・・・・・」
ミロク「兄様・・・?」
イザナミ「ふふ・・・まだ終わってなぞおらぬわ・・・。我はまだネオジャパンの粛正は諦めてはいないからな・・・」
ミロク「兄様!?それでは・・・」
イザナミ「いや・・・今はよし・・・いつかまた世に混沌が訪れしとき我は現れん・・・」
ミロク「では・・・その間でも・・・」
イザナミ「お別れだミロク・・・我が妹よ・・・」タッ
ミロク「兄様・・・兄様ぁぁぁ!!」

 

キョウシロウ「え〜、それでは宴もたけなわではございますがそろそろお開き・・・」
キョウシロウ「と言ってもみんな酔い潰れたり寝たりで・・・起きてるのは俺だけか?」
キョウコ「お兄ちゃん」
キョウシロウ「うおっ!?なんだキョウコいたのかよ・・・」
キョウコ「お兄ちゃん・・・あのファイトの時は言えなかったんだけどさ・・・」
キョウシロウ「なんだよ、改まって・・・気味悪いな・・・」
キョウコ「えと・・・その・・・今回のガンダムファイトでね・・・」
キョウシロウ「ガンダムファイトで・・・どうした?」
キョウコ「お兄ちゃん・・・すごく格好よかったよ。それまではどこか頼りなくて私がなんとかしなきゃなんて思ってたけど」
キョウシロウ「へへっ、サンキューな」
キョウコ「これで私もやっと兄離れができるね。ま、べつにどこか行くわけでもないけどさ。一つ肩の荷が降りたよ」
キョウシロウ「へん!今までだって一人でもなんとかなったさ」
キョウコ「料理も作れないくせに何言ってんのよ」
キョウシロウ「ぐっ・・・」
キョウコ「ねぇお兄ちゃん・・・」
キョウシロウ「ん?」
キョウコ「大好きだよ」
キョウシロウ「へ?ちょっ・・・おまっ・・・」
キョウコ「もちろん兄妹としてね」
キョウシロウ「・・・ふぅ・・・なんだよ驚かせんなよ・・・」
キョウコ「なに期待してるのよバカアニキ〜」
キョウシロウ「べ・・・べつに期待なんかしてねぇよ」
キョウコ「ははっ、赤くなってる〜」
キョウシロウ「くっ・・・こら〜!キョウコ〜!」


こうして夜は更けていく・・・
 


〜ネズミーランド〜
キョウシロウ「ミックの奴・・・」
ミック『やぁ決勝リーグ出場者のみんな!みんなをボクの遊園地に招待するよ!サポーターも一緒にどうぞ!アハッ』
キョウシロウ「なんてこと言ってたけどいったい何の真似だ・・・」
キョウコ「う〜ん、たしかに怪しいけどさ。遊園地としてはトップクラスなんだよね、ここって・・・」
カムイ「・・・騒がしい場所だな・・・ここは」
ユキエ「カムイ・・・怖い・・・」
カムイ「大丈夫だユキエ・・・俺が守る・・・」
マコト「ここはそんなに怖いところじゃないよ、遊園地ってのは」
アスカ「そうですよ。すっごく楽しいところなんですから」
マブイ「ちっ・・・こんなところ来るくらいなら修行してたほうがマシだぜ」
おっちゃん「そういうなマブイ。休むことも修行だぞ」
ミロク「やはり兄・・・イザナミは来ていまへんな・・・」
アスカ「ガイも・・・来てない・・・」
カキョウ「あいつらは集団行動するようなやつじゃないからな。まぁいいじゃねえか。来てる奴で楽しもうぜ」
キョウシロウ「・・・そうッスよね!せっかく来たんだから楽しまなきゃ損ッスよね!よ〜し!みんな行くぜ〜!」

ミック「ふふ・・・来たネ。今日は存分に楽しませてあげるヨ」

ミカン「・・・・・・。」
ネーブル「・・・・・・。」
ミカン「・・・俺たちなんで男二人でネズミーランドなんかに来てるんだああ!?」
ネーブル「うわああああ!!死にてえええええ!!」

キョウシロウ「じゃあ最初どこ行く?」
キョウコ「もうお兄ちゃんったら!勝手に進まないでよ!」
マブイ「どこに行くとか言われてもよ。俺こういうところ来たことねぇからな」
カムイ「俺もだ・・・」
アスカ「姉様!私たちは私たちで遊びましょ!」
ミロク「ア・・・アスカ・・・そんなに押さないで・・・すみまへん皆さん、私たちは別行動させていただきますわ」
キョウシロウ「へ・・・?あ・・・ああ。楽しんできてくださいね」
マコト「じゃあ俺たちも別行動でいいかな?」
アスカ「ちょっとマコト!集団行動を乱すのは・・・」
カキョウ「いや、あんたらは二人のほうが楽しめるだろう。無理に俺たちに合わせなくてもいいさ」
アスカ「カキョウさん・・・それじゃあお言葉に甘えさせてもらいますね」
マコト「よ〜し!一日中観覧車でラブラブだ〜!」
アスカ「何言ってんのよバカマコト!」
ユキエ「なんかいいな・・・ああいうの・・・」
カムイ「何か言ったか・・・ユキエ・・・」
ユキエ「なんでも・・・ない・・・」

キョウシロウ「さて・・・今残ってるのは・・・俺と、キョウコ、マブイさん、おっちゃん、カムイさん、ユキエちゃん、マエダさんですね。うん、人数的にはちょうどいいな」
キョウコ「奇数だけどね」
おっちゃん「それならおっちゃんは消えようか?」
キョウコ「いえ!それは悪いですよ!せっかく来たんだから一緒に楽しみましょうよ!」
おっちゃん「・・・いい子だね。誰かに爪の垢でも煎じて飲ませたいよ」
マブイ「誰かって誰のことだよ」
おっちゃん「ぶぅえっつに〜」
マブイ「だ〜!ムカつくぜ!」

ゴー!キャーキャー!

カムイ「!・・・あれは・・・なんの訓練だ・・・?」
キョウシロウ「へ?あ・・・あれですか。あれはジェットコースターって言う乗り物ですよ」
カムイ「ジェット・・・コースター・・・」
ユキエ「カムイ・・・怖い・・・」
カムイ「大丈夫だユキエ・・・俺が守る・・・」
キョウシロウ「それじゃ最初はあれに乗りますか!」
カキョウ「いいねぇ!やはり最初は絶叫だぁな!」
カムイ「大丈夫だ・・・大丈夫・・・」

〜ジェットコースター〜
ガタガタガタガタ
カムイ「登っていく・・・空に・・・」
ユキエ「カムイ・・・」
カムイ「大丈夫だ・・・きっと・・・」
キョウシロウ「カムイさん!そんなに硬くならずに楽しみましょう!さぁそろそろ落ちますよぉ!」
カムイ「!?落ち・・・」

ゴー!

カムイ「・・・!?」
ユキエ「いやぁぁぁぁぁ!!カムイ〜〜〜!!」
キョウシロウ「ヒャッホ〜!!」
キョウコ「あはは!楽しい!」
カキョウ「このスピード感・・・たまらないねぇ!」
マブイ「これくらいニライカナイで慣れたもんだぜ!」
おっちゃん「あははははは!」



カムイ「・・・・・・・・」
ユキエ「・・・・・・・・」
キョウシロウ「楽しかったッスね〜!また行きましょうか」
カムイ「・・・・・・」フルフル
ユキエ「・・・・・・」フルフル
キョウコ「お兄ちゃん・・・止めた方がいいみたいよ」
マブイ「へっ・・・意外と軟弱なんだな」
おっちゃん「こらマブイ!ごめんなお二人さん」
カキョウ「まあ人には得手不得手があらあな、うん」

キョウシロウ「じゃあ次は何乗りますか?」
キョウコ「なにかゆっくりした乗り物があればいいんだけど・・・」
カムイ「・・・あれは・・・なんだ?」
おっちゃん「あれ・・・?ああ、コーヒーカップだ」
カムイ「コーヒーカップ・・・」
キョウコ「そうだね。あれならそんなに激しい乗り物じゃないしユキエちゃんたちでも大丈夫だよ」
カキョウ「それじゃあ行くとしますか」


キョウシロウ「・・・ニヤリ」
マブイ「・・・ニヤリ」


おっちゃん「これは全員で乗るわけにもいかないから分けないとな」
キョウコ「私はユキエちゃんと乗るよ。女の子同士ね」
ユキエ「うん・・・」
カムイ「俺は・・・」
キョウシロウ「カムイさんは・・・」
マブイ「俺たちと一緒だ」
カムイ「あ・・・ああ・・・」
おっちゃん「じゃあおっちゃんたちは年長組だね」
カキョウ「そうなるねぇ」
キョウシロウ「それではレッツゴー!!」

〜コーヒーカップ〜
ユキエ「楽しい・・・」
キョウコ「でしょ〜。さっきのジェットコースターは初めての人は怖く感じちゃうけど慣れると楽しいんだよ。だからまた乗ろう!」
ユキエ「・・・うん」
キョウコ「ところでお兄ちゃんたちは・・・げっ・・・」
ユキエ「・・・??」

キョウシロウ「ヒャッホ〜!最高速だぜ〜!」
マブイ「おらキョウシロウ!もっと回しやがれ!」
キョウシロウ「マブイさんこそ少し遅れてますよ!」
カムイ「お・・・おまえら・・・止め・・・ろ」
キョウシロウ「なんすか!カムイさん!全然聞こえませんよ!」
マブイ「腹から声出せ!カムイよぉ!」
カムイ「あとで・・・潰・・・うっ・・・」

おっちゃん「おいおい〜。あんま無理するなよ〜」
カキョウ「はっはっは!おもしろいねぇあいつらは!俺たちもあれくらい回すかい?」
おっちゃん「はは・・・遠慮するよ。まだ先は長いし」

キョウシロウ「いやぁ楽しかった!」
マブイ「だがまだ回転が足らなかったな」
キョウシロウ「そうッスね〜」
カムイ「おまえら・・・うっ・・・」
キョウシロウ「どうしたんスかカムイさん?」
マブイ「まだ足りねえか?それじゃあもう一回だ」
カムイ「いや・・・俺は・・・やめろぉぉ!」ズルズル
ユキエ「カムイ・・・」
キョウコ「・・・まったくお兄ちゃんったら・・・」

カムイ「・・・ぅ・・・うぅ・・・」
ユキエ「カムイ・・・」
キョウコ「ごめんなさいカムイさん。うちのバカなお兄ちゃんが・・・」
おっちゃん「うちのもすまないことをしたよ。ちゃんと言っておくから」
キョウシロウ「すみませんでした・・・」
マブイ「これくらいで倒れてんじゃねえよ・・・」
おっちゃん「こらマブイ!」
マブイ「ちっ・・・悪かったよ」
キョウシロウ「じゃあマブイさん!次はゴーカートに行きましょうよ!」
マブイ「いいなぁ!勝負だキョウシロウ!」

タッタッタッ

キョウコ「ちょっとお兄ちゃん!」
おっちゃん「マブイ!」
カキョウ「はっはっは!男はあれ位がちょうどいいさ!さて俺も行ってくるかね」

キョウコ「あ〜あ・・・」
ユキエ「カムイ・・・大丈夫?」
カムイ「・・・あ・・・あぁ、大丈夫だ・・・少し酔っただけだから・・・」
ユキエ「すぐ・・・治る?」
カムイ「あぁ、すぐ治る・・・」
ユキエ「よかった・・・」

〜ゴーカート〜
マブイ「おら行くぜ!沖縄仕込みの西表ドリフト!」
キョウシロウ「甘いッスよ!埼京ダッ〜シュ!」
マブイ「なにっ!?」
キョウシロウ「へへ〜ん!俺は最速だぜ!」
カキョウ「そいつはどうかな!」
キョウシロウ「マ・・・マエダさん!?」
カキョウ「行くぜ松風!お前は何よりも速い!」
キョウシロウ「松風って・・・それはただのゴーカート・・・ってすげぇ加速!どうなってんだ!?」
カキョウ「はっはっは!俺が松風と言えばそいつは松風なんだよ!」
キョウシロウ「そんなのありッスか〜!?」
マブイ「俺も忘れんじゃねぇ!シーサーダイブだ!」
キョウシロウ「ちょっ・・・マブイさん!飛んでこないでください!ぶつかる〜!!」
マブイ「うおぉぉぉ!!」

ドーン!

カキョウ「はっはっは!花火たぁ粋だねぇ!」

キョウコ「お兄ちゃん!なにやってるのよ本当にもう!」
キョウシロウ「あれは・・・マブイさんが・・・」
キョウコ「言い訳禁止!」
キョウシロウ「ごめんなさい・・・」
キョウコ「当分お小遣いなしだからね!」
キョウシロウ「そんな〜!」
マブイ「ざまぁねえなキョウシロウ!」
おっちゃん「お前もだ馬鹿野郎!」
マブイ「ぐっ・・・」
ユキエ「ねえキョウコ・・・」
キョウコ「ん?どうしたのユキエちゃん」
ユキエ「あれ行って見たい・・・」
キョウコ「ホラーハウス・・・おもしろそうだね!」
マブイ「ホ・・・ホラー・・・だと・・・」
カムイ「どうしたんだマブイ・・・まさか怖いなんて言わないよな?」
マブイ「だ・・・誰が言うかよ!はいってやるぜ!かかってこいってんだ!」
カムイ「ふっ・・・」
キョウシロウ「じゃあホラーハウスへ出発〜!」

〜ホラーハウス外〜
キョウコ「いや〜楽しかったねぇ」
ユキエ「うん・・・ちょっとびっくりした」
おっちゃん「いいスリルになったよ」
カキョウ「粋なお化けがたくさんいたなぁ!はっはっは!」

カムイ「意外と・・・本格的なんだな」ガタガタ
キョウシロウ「そうッスね・・・少し侮ってました・・・」ブルブル
マブイ「沖縄に帰る・・・沖縄に帰る・・・沖縄に帰ればシーサーが守ってくれる・・・シーサーが・・・」ガタガタガタガタ

キョウコ「情けないなぁ。あんなのを怖がるなんてそれでもファイター?」
キョウシロウ「しょうがねぇだろ!いきなり目の前に血塗れの女の人が出たら!」
カムイ「足を・・・冷たい手に・・・捕まれた・・・」
マブイ「もう今日眠れねぇ・・・」
キョウコ「はぁ・・・」


ミック「楽しんでいるみたいだネ。うんうん、とっても嬉しいヨ。最後にはとっておきが待っているからネ。ふふふ・・・」

キョウシロウ「そろそろ遅いし次で最後にするか」
キョウコ「そうだね、やっぱり最後はさ・・・」

〜観覧車前〜
キョウコ「観覧車〜♪この綺麗な夜景を高いところから一望・・・ロマンチックだわぁ」
ユキエ「でも・・・こんなに大人数・・・入らない・・・」
キョウコ「たしかに・・・それじゃあまた分ける?2・23で・・・」
マブイ「待った!」
キョウコ「へ?」
マブイ「そんな安パイで楽しめると思うか!」
キョウコ「十分楽しめると思うけど・・・」
マブイ「否!ここは一つ、ジャンケン一発勝負だ!同じものを出したらそいつらで乗る!いいな!」
キョウシロウ「うぉ、面白そう!」
カムイ「・・・そうか?」
マブイ「それじゃ行くぜ!ジャ〜ンケ〜ン・・・」

〜観覧車〜
キョウコ「うわぁ。綺麗だね〜ユキエちゃん。下の人があんなに小さいよ」
ユキエ「うん・・・とっても綺麗・・・」
キョウコ「でもよかったね。二人で乗れて」
ユキエ「うん・・・」

キョウシロウ「ちょっとカムイさん・・・押さないでください・・・」
カムイ「押したくて押しているわけではない・・・マブイが・・・」
マブイ「うるせぇ・・・狭いんだ我慢しろよ・・・」
おっちゃん「普通に分ければ良かったのに・・・」
マブイ「いまさら言っても仕方ねえだろ・・・」
カキョウ「粋じゃねぇ・・・」
マブイ「くっそぉぉぉ!なんでこんな小さな観覧車に男五人で乗ってんだよ!」
キョウシロウ「暴れないで!マブイさん!うわっ!」
カムイ「ドアが・・・開いた・・・!」
おっちゃん「わわわ・・・落ちる落ちる!」
マブイ「うわぁぁぁ!」

グラグラ

キョウシロウ「な・・・なんだこんな時に地震か!?」
マコト『アスカ〜!!俺はお前が好きだ〜!!』グラグラ
カムイ「あいつが・・・揺らしているな・・・」
マブイ「てめぇマコト!静かにしろ!つうか降りろ!」
カキョウ「がっはっはっおもいろいねぇ!」
キョウシロウ「おもしろくないです!」

ネーブル「なあ・・・なんで俺たちは男二人で観覧車に乗ってるんだ?」
ミカン「・・・何にも乗らずに帰るのも嫌だったんで乗ってみたが。失敗だったな。」
ネーブル「でも男だけで観覧車に乗るやつなんてほかにいないよな・・・。」
ミカン「確かにそうだな。俺たち以外にそんなやつ・・・。」 
ミカン「いた!?」
ネーブル「しかも5人だと!?・・・ゴクリ」

ミカン「なあ、キイノスケよ。」
ネーブル「なんだ?ミカンよ。」
ミカン「今思えば>>246>>247(過去スレdat参照)あたりの女性新キャラを連れてきていればもっと楽しめていたと思うんだ。」
ネーブル「確かに。だが時すでに遅し・・・だな。」
ミカン「ああ・・・。じゃあ帰るか。」
ネーブル「まて。ぬいぐるみ買ってからでいいか?」
ミカン「・・・お前意外と楽しんでるな。」

ウォシュレット「ヒャッハー!!この遊園地は我々が占拠したぜー!」
ウンコ「子供たちめ!覚悟しろ!!」
ヒーロー「まてい、悪党どもめ!必殺、ネズミーランドアタック!!」
ウォシュレット「ぎゃああああ!!」
ウンコ「おぼえてろー!!」

ウォシュレット「はあ・・・ヒーローショーの怪人役なんて情けないぜ・・・」
ウンコ「ああ。謎の軍団で働いてた頃が懐かしいな。」
ミック「路頭に迷ってたキミたちをまた雇ってあげたんだから文句は言わないで欲しいね。ハハッ」
オバマ「ヒーロー役はお前らじゃ無理だしな。」

トキサダ「遊園地に来たが・・・絶叫系は苦手じゃ。」
サン「じゃあコーヒーカップ乗ろうぜ!!」
トキサダ「まあそれくらいなら・・・」

サン「うーん、ちょっと刺激が足りないなあ。よし、超能力で高速回転だ!!」
トキサダ「ちょ!!いくらなんでも回転が速すぎ・・・うわあああああ!!」
教団員1「トキサダ様ああ!!」
教団員2「どんまいで・・・ウップ」

キョウシロウ「はあ・・・はあ・・・死ぬかと思った・・・」
キョウコ「もう。だから普通に分ければ良かったのに」
キョウシロウ「そういうことはマブイさんに言ってくれよ・・・」
マブイ「マコトォ!どこにいやがる!出てこい!」
従業員「あの方なら本日すでに67周ほど観覧車に乗っておられですよ」
マブイ「・・・マジかよ・・・」
従業員「本人は『俺は観覧車に100周乗ってアスカへの愛を100回叫ぶ!』と意気込んでいましたし」
カムイ「・・・真似できんな」
ユキエ「でも・・・うらやましい・・・」
カムイ「・・・俺には・・・無理だ・・・」
ユキエ「残念・・・」
おっちゃん「あはは。カムイくんの愛情表現があんなのだったら腰抜かすよ」
カキョウ「満点の星空の下、百万ドルの夜景の前で愛の告白たぁ・・・粋だねぇ」

マコト『俺はアスカが大好きだぁぁぁ!!』

キョウコ「また言ってるね・・・」
キョウシロウ「まああと33回・・・頑張ってもらおう・・・」

ミック「やあ、ようこそみんな!このネズミーランド一のパレード『エレクトリトルパレード』へ!」
キョウシロウ「なんだよ・・・エレクトリトルって・・・小っさ!」
ミック「そうサ!このパレードはその小さなミックたちがネズミーランドを徘徊するパレードだからネ!ちなみに午前中から動いてるけどまだ一周もできてないんダ!」
カムイ「・・・当たり前だ」
ユキエ「でも・・・かわいい」
キョウコ「そうだね。大きいと気味悪いのに」
ミック「・・・さり気ない一言で傷ついたよボク」
マブイ「でもこんな小さいのがよく動いてるよな・・・」
ミック「触っちゃダメだ!」
マブイ「へ?・・・あばばばばば!」
ミック「この小さいミックたちは常に電流を発しているからネ。触ると危険なのサ」
おっちゃん「へぇ・・・でもよくそんなのが作れたね。たいしたもんだよ」
ミック「アハッ!全部スノッチがやってくれたのサ!五徹くらいしてネ!」
カムイ「・・・馬鹿なのか・・・あいつは・・・」

ミック「実はもうすぐゴールなんダ!一緒に見ていってヨ!」
キョウシロウ「よし!コミックの雄姿見届けてやるぜ!」

コミック「ミックで〜す♪ミックで〜す♪ミックミックで〜す♪」

コミック「ミックで〜す♪ミックで〜す♪ミックミックで〜す♪」

コミック「ミックで〜す♪ミックで〜す♪ミックミックで〜す♪」

コミック「ミックで〜す♪ミックで・・・」

マブイ「辛抱たまらん!飛んでけてめぇら!」
ミック「あぁ!蹴らないで!ボクの子供たち!」

ヒュー・・・ドガーン!

ユキエ「・・・爆発した」
マブイ「てめぇ!なんてもん作ってやがんだ!」
ミック「キミが蹴ったからダヨ・・・ああ、スノッチに何て言おうかナ。・・・まっいっか」
キョウシロウ「いいのかよ!」
ミック「ほら!空を見るんダ!」
キョウシロウ「ん?」
カムイ「・・・?」
マブイ「なんだ?」
ミック「馬鹿が見る〜♪」
キョウシロウ「・・・こ」
カムイ「・・・ろ」
マブイ「・・・す!」

マブイ「待ちやがれ!絶対ぶっ飛ばす!」
カムイ「二度と人前に出られない様にしてやる・・・」
キョウシロウ「顔貸せ!ネズミ野郎!」
ミック「アハッ!地の利はボクにあるんだヨ!捕まえられるカイ!」

ダダダダダッ

キョウコ「行っちゃった・・・」
ユキエ「忙しい人たち・・・」
おっちゃん「だはは!楽しんでこい!マブイ!」
カキョウ「最後の最後まで騒がしい奴らだなぁ!はっはっは!」

ドーン!ドーン!ドーン!バラバラ・・・

ユキエ「あ・・・花火・・・」
キョウコ「綺麗・・・」
おっちゃん「心が安らぐね・・・」
カキョウ「ああ・・・こりゃ・・・」
キョウコ「粋だねぇ〜」
カキョウ「・・・はっはっは!先に言われちまった!」

キョウコ「楽しかった〜!それじゃあ帰るとしますか〜!」
ユキエ「そうだね・・・」
キョウコ「で、お兄ちゃんたち。ミックさんは見つけられたの?」
キョウシロウ「はあ・・・はあ・・・無理だった・・・」
カムイ「あいつ・・・隠れるのは一流だな・・・」
マブイ「ホラーハウスに逃げ込む奴があるかよ・・・」ガタガタ
おっちゃん「ま、敵のほうが一枚上手だったってことだな」
カキョウ「はっはっは!次に頑張れ!」


キョウコ「ねえユキエちゃん」
ユキエ「・・・何?」
キョウコ「今日は楽しかったね」
ユキエ「・・・うん」
キョウコ「もしよかったらまた来ようよ!」
ユキエ「・・・うん!」
キョウコ「やった!約束だよ!」
ユキエ「うん・・・約束!」
キョウシロウ「お〜い!早くしないとバスに乗り遅れるぞ〜!」
キョウコ「あ、うん!今行くよ〜!行こっ、ユキエちゃん」
ユキエ「うん・・・!」


マコト『俺は・・・アスカが・・・大好きだぁぁぁぁぁぁぁ!!!』


おしまい♪

 

みんなが帰りだし、マコトが愛を叫び続けているそのころ…
ミック「ハハッ!ガンダムファイトもいいけど、こうして遊びまわるのも楽しいネ!」

ミック「ところでスノッチ、お願いがあるんだけド、いいかナ?」
スノッチ「なんだ、言ってみなさい」
ミック「実は、今日呼んであげたみんながコミックを蹴って壊しちゃったンダ!」
スノッチ「なん…だと…!?私が五徹もして作り上げた、愛と夢と自由、そして希望の象徴を!? 」
ミック「彼らの乱暴さには困っちゃったヨ…でもまだ半分くらいは残ってるカラ、今度は二徹くらいで済みそうだネ!」
ミック「じゃあボクの子供たちを頼んだヨ!」

スノッチ「次の休みには中部の反省会があるというのに…」
スノッチ「許せんぞ…GFではわれわれ野望を邪魔し、ネズミーランドでも私の邪魔をしてくれると言うのか…!!」


キョウシロウ「キョウコ…俺は頑張ってるぜ…!親父を超えて…本当の最強ファイターになるんだ…!」
サン「キョウシロウにーちゃん、そろそろ休憩しようよー」
キョウシロウ「そうだな。腹もへったし、軽く何か食べながらゆっくりするか」
サン「オレも腹へったー!川で魚でも捕まえよう!水面に超能力を叩き込めば浮いてくるよー」
キョウシロウ「便利だけどこえーな…。あんまりやりすぎんなよ?程々にしとけよ?」
サン「大丈夫!ちゃんと加減するから………………あれ?」
キョウシロウ「ん?どうした?」
サン「どこかで女の人の声が聞こえる…オレ達しかいないはずなのになんでだろ…?」
キョウシロウ「女の声だぁ!?んなもん聞こえねーよ。疲れてんじゃねぇのか?」
???「…し…の……声……聞こえる……のね………一緒に…おいで…よ……」
サン「また聞こえた!!誰!?どこにいるの!?……う…後ろ…!?」
キョウシロウ「だから誰もいねーって!大丈夫かお前?」
???「……………私はここよ!!!!!!!!!」
サン「……!!!!!いぎゃあああああああーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!バキバキバキバキ!!ドゴゥッ!!スドオオオオン!!!!!

キョウシロウ「ななななな何だ!?木や岩が派手に崩れてきやがった!!早く逃げなきゃ危ねぇ!!」
キョウシロウ「サン!!どうしたサン!?…気を失ってる!!抱えて逃げるしかねぇ!!急げー!!」
 

サン「…あれ……ここは………?」
キョウシロウ「気がついたか。お前がいきなり叫んだと思ったら、そこらじゅうが崩壊して死ぬかと思ったぜ」
サン「…そうだ…オレ…ゆ…ゆゆゆ…幽霊を…見て……頭が…真っ白になって……」
キョウシロウ「幽霊!?それでお前が暴走しちまったのかよ…」
サン「ど…どどどどどどうしよう…まままままだ…近くに…いいい…いるんじゃ…」ガタガタガタガタ
キョウシロウ「安心しろよ。あそこからかなりの距離を逃げてきたんだぜ?もういねぇよ…」
サン「そ…そうだよね…もう大丈夫だよね?……あぁ…よかった…」ホッ
???「………………まだ……ここにいるわよ!!!!!」
サン「うあ゛ぁあ ぁぁぁァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!」

ズガァァァァァン!!ボコボコボコォッ!!ボキボキボキボキィッ!!グシャアアアアアアアッ!!!!!

キョウシロウ「うわあああああ!!またかよおおおおおおおおおーーーーーーーーーッ!!!!!!」
キョウシロウ「早く幽霊のいねぇ所に逃げないとマジでやべぇ!!…って幽霊がいない場所ってどこだよ!?」
キョウシロウ「全然見えねぇからどこにいてどこにいないのか全くわからねええええええええ!!!!!」
キョウシロウ「おわあああああ!!山が崩れるーーーーーッ!!足場もやべええええええええ!!!!!」
キョウシロウ「うわあああああキョウコーーーーーッ!!俺やべぇよ!!マジでやべぇよーッ!!!!!」
キョウシロウ「キョウコおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!」


後日談 2年後のある日.....

サン「ふう.....修行の再開はいつだろ....キョウにぃも休憩だとか言いながら本格的に昼寝しちゃったし」
     スッ......『月刊ガンダムファイター』.....ペラペラペラ......
サン「あ...新番組だって!もう入れ替えの時期だもんねー。どれどれ......」
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        ☆新番組のお知らせ☆
幾人もの前人達の手によって既にやり尽くされたガンダムというジャンルに一石を投じる話題作!

既存の観念にとらわれず、常に斜め上を目指す作風で著名人を唸らせる
時代が生んだ鬼才・キイノスケ=アイダ氏が贈る、スペクタクル感動巨編!
笑いあり・涙あり・ポロリもあり!人情が、ユーモアが世界を救う!!!

           それゆけ!エッヒメー☆

       エッヒメー「ぼくの顔をお食べよ!」

製作・著作 ネオテレビ和歌山
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サン「これは斜め上っていうより......垂直??」
サン「まさか主役の声優って.....」
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主役・カミーユ・ミカン:ミカン・ブルターク
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サン「やっぱりぃいいいい!!!」
キョウシロウ「んあーーよく寝た!サン!修行再開するぞ!」
サン「キョウにぃやっと起きたのか!!そそそそそそれより....これ見てよ!!」
キョウシロウ「んん?......なんだよ.....」

おわり

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