7スレ目

キョウコ「ミカンさん・・・一人で」
キョウシロウ「ほとっけキョウコ。ああなっちゃ言っても無駄さ」
キョウコ「でも・・・」
キョウシロウ「みんな残ってるんだから今夜はここで過ごそう」
モモタロウ「そうだ、ここに居るほうが安全だぞ?」
キョウコ「うん・・・」

〜翌朝〜

キョウシロウ「ふあぁ〜、よく寝たぁ!ん・・・?ミカンさんはまだ起きてこないのか?」
キョウコ「そうなのよ・・・朝食の時間は伝えてあるのだけど・・・」
キョウシロウ「はは〜ん、さてはミカンさんまだ寝てるな・・・!よし、みんなで起こしに行こうぜ!」
モモタロウ「仕方がない」

〜ミカンの部屋〜

キョウシロウ「ミカンさ〜ん!ミカンさん?・・・っかしいな・・・普通起きてくるだろ?ミカンさ〜ん!!!」ドンドン!!
キョウコ「ミカンさ〜ん!朝食の時間ですよ!」
モモタロウ「・・・・・おかしい!」
キョウシロウ「まさか・・・!モモタロウさん!!」
モモタロウ「おう!ミカンさん!開けますよ!!」

ドガッ!!

キョウコ「き、きゃあああああああ!!」
キョウシロウ「な・・・ミカンさん!!!!!」
モモタロウ「どうしてだ・・・!密室のはずだったろ!?」

キョウシロウ「・・・ん?砂・・・!」
キョウシロウ「謎は・・・すべて解けた!!!」 

 



スルガ「・・・だが解せねえ・・・どうしてナダレさんを・・・?」
ベニバナ「外面取り繕って振舞う人でしたからね・・・気づかなくて当然ですよ・・・」
キョウシロウ「何が・・・あったんだ・・・?」
ベニバナ「へへっ・・・考えただけでも汚らわしい・・・」

ベニバナ「本当に・・・大丈夫なんですか・・・?」
ナダレ「大丈夫、大丈夫ですわよ。簡単なことよ・・・ただ一緒にお酒を飲むだけですのよ?」
ベニバナ「でも・・・!あの人なんかおかしいよ・・・!」
ナダレ「お黙りなさい!!誰のおかげで稼ぎ口があるとお思いで?・・・ま、無理とおっしゃるなら別に私は構いませんが?でもそれじゃあねぇ・・・」
ベニバナ「くっ・・・。わかり・・・ました・・・」
ナダレ「ふふふっ。わかればいいですのよ?・・・では、お願いしますわ」

ベニバナ「失礼します・・・」ガチャ
ツケヒゲ「おお!ナダレ嬢の言うとおり!なんとかわいらしい!!さ、隣へおいで!」
ベニバナ「はい・・・」
ツケヒゲ「はっはっは!さ!遠慮しないで!!」
ベニバナ「はい・・・な!・・・ちょっと、どこ・・・」
ツケヒゲ「へへ・・・君は私に買われたのだぞ?つまり・・・!」
ベニバナ「ひゃん!・・・ちょ、そこは・・・!」
ツケヒゲ「さあ、若い体を堪能しようかね!」
ベニバナ「・・・くっ」

ベニバナ「そして僕は数え切れないほどの・・・思い出したくないほどの・・・!」
キョウシロウ「ベニバナ・・・」
スルガ「まさか・・・あのナダレさんが・・・」
ベニバナ「そう!だから殺したさ!・・・あんな女!地獄に落ちて当然なんだ!!」

キョウシロウ少年の事件簿 


 

エチゴ(コシヒカリ)「作戦会議をしようと思う」
ヒカル(トンコツ)「作戦会議?」
ゴウザブロウ(オーエド)「そもそもこの大会に作戦なんか意味あるのか?」
エチゴ「・・・わかった。言い方を変える・・・ファンを増やすぞ」
ゴウザブロウ「ファンを増やすって・・・」
ヒカル「いったいなぜ?」
エチゴ「あんたらはわからないか?この大会はファンが多いほうが断然有利だ」
ヒカル「それ今更な発言ですよ?」
エチゴ「ならば尚更だ。俺たちにはファンが必要なんだ」

 

エチゴ「俺たちが一回戦を突破できたのは何でだと思う?」
ゴウザブロウ「そりゃ実りょ・・・」
エチゴ「運だ」
ゴウザブロウ(最後まで言わせないのか・・・)
エチゴ「俺たちはただ運がよかった。女性を二人も抱えたチームだったからな。正直負けると思っていた」
ヒカル「そんな・・・」
エチゴ「しかし相手の一人がジョウだったからみんなは俺たちに加勢してくれたんだ」
ゴウザブロウ「そんなもんかね」
エチゴ「もし相手が三人とも女性だったらと思うと・・・」
ヒカル「ああ・・・完封負けのビジョンが見える・・・」
エチゴ「それに少し考えても見ろ・・・。俺たちのチームが結成されたのは15番目・・・余りを抜かせば一番最後だ・・・」
ゴウザブロウ「たしかに・・・でもそれなら選ばれなかったところは俺たちよりも人気がないんじゃ・・・」
エチゴ「最初はそうだったかもしれない・・・しかし今のあいつらにはネオシーランドという味方が付き人気も上昇・・・着実に勝ち進んでいる・・・実質俺たちが・・・」
ヒカル「言わないでください・・・悲しくなります・・・」
エチゴ「だからこそ!この先を勝ち進むにはファンが必要なんだ!」
ゴウザブロウ「それはわかった。しかしどうやってファンを増やすっていうんだ?」
エチゴ「それが一番の難題だな・・・。まあ一つわかるのは俺たちはキャラが立っていない」
ヒカル「キャラが・・・」
ゴウザブロウ「立っていない・・・?」
エチゴ「そうだ。まずはヒカル。お前は何から何までドンベエに食われている」
ヒカル「ちょっ・・・何から何までってさすがにひどいですよ・・・」
エチゴ「本当のことだ。仕方がないだろう。そしてゴウザブロウ」
ゴウザブロウ「俺か?」
エチゴ「お前さんは・・・俺の中でアカギと被っている」
ゴウザブロウ「なっ・・・それはお前のさじ加減だろ!」
エチゴ「被ってしまったものは仕方がないだろう。関東勢って誰だったかなと思って数えてみたらお前さんを忘れていたりもする」
ゴウザブロウ「ひどいな・・・」
エチゴ「それもこれもみんなキャラが立っていないからだ!キャラを立たせるぞ!ヒカル!」
ヒカル「は・・・はい!」
エチゴ「お前は今日から臣人の星の星飛雄魔のように熱血になれ!決め台詞は『父ちゃん!おれやるよ!』だ!」
ヒカル「と・・・とうちゃん・・・おれ・・・やるよ・・・」
エチゴ「声が小さい!」
ヒカル「とうちゃん!おれやるよ!」
エチゴ「そうだ!その調子だ!次にゴウザブロウ!」
ゴウザブロウ「お・・・おう・・・」
エチゴ「お前は惜しい・・・実に惜しい・・・。ゼニガタという姓でありながら肝心なライバルの泥棒ファイターがいない・・・」
ゴウザブロウ「たしかに・・・」
エチゴ「そこでだ!お前さんの決め台詞は『俺と同じ機体に乗った奴を見なかったか?』『ばかもん!そいつがルハンだ〜!』だ!」
ゴウザブロウ「すまん・・・意味がわからん・・・」
エチゴ「意味など考えるな!これも勝利のためだ!」
ゴウザブロウ「ぐ・・・俺と同じ機体に乗った奴を見なかったか?ばかもん!そいつがルハンだ!」
エチゴ「いい調子だ!これで明日は大丈夫だな!」
ヒカル「はぁ・・・」
ゴウザブロウ「本当に大丈夫なのか・・・?」


マブイ「来るな!!!誰も一歩も近づくな!?」
キョウシロウ「マブイさん!!」
サキ「どうしてキトさんまで・・・!あの人は何の関わりもなかった筈よ!!」
マブイ「うるせえ!!・・・あいつはな・・・あいつは・・・目の前で苦しんでいる・・・ククルを・・・ククルを見殺しにしたんだぞ!?」
サキ「でもあれはもう・・・手遅れで・・・!」
マブイ「なんであいつが・・・死ななきゃならなかったんだ!・・・だから俺は・・・あの事件に関わったすべての人間に復習を誓った!!」
キョウシロウ「でもそんな・・・復習なんて・・・死んだククルちゃんは望んでいなかったはずだ!!」
マブイ「・・・だけど!!あいつの無念は俺が一番!!」
サキ「今さら・・・言っても信じないでしょうけど・・・キト先生はね・・・最後の最後まで治そうとしてたのよ!?・・・結局は・・・でも!最期にククルちゃん・・・『ありがとう』って!」
マブイ「・・・な、そんな!・・・ばかな!!」
サキ「『お兄ちゃん・・・私・・・幸せだったよ』って・・・彼女はあなたに復習なんてしてほしくなかった・・・!なのに・・・!キト先生まであなたは殺した!!」
マブイ「そんな・・・・・そんな・・・・俺は・・・!」
キョウシロウ「マブイさん・・・・自首しよう!自首して罪を償うんだ!!」
マブイ「・・・ククル・・・キョウシロウ・・・すまねえ!!!」ブシュ!!
キョウシロウ「マブイさん!!」
サキ「そんな!!」
マブイ「これでいいんだ・・・これで・・・極悪な殺人者は・・・こうなるのが・・・運命さ・・・・あばよ・・・名・・・探偵」

「お兄ちゃん」

マブイ「―――!!へへっ・・・ククル・・・今から・・・そっちに・・・」


サイキョウ少年の事件簿 FILE2 終わり


 トキサダ「お前にサンが救えるか!」
キョウシロウ「なんだ?いきなり・・・」
トキサダ「お前にサンが救えるか!」
キョウシロウ「ちょっとまて・・・それどこかで聞いたことあるぞ」
トキサダ「最近『けものの姫』にはまっているのじゃ」
キョウシロウ「『もののけ姫』な」
トキサダ「今の台詞はマロという奴の台詞でな」
キョウシロウ「モロな。イサムさんが出てきちゃうだろ」
トキサダ「これからもスタジオ火炙りをよろしくなのじゃ」
キョウシロウ「ジブリだ!ジブリ!いろんなとこから訴えられるぞ!」  


イサム「誰もいない…今のうち…」

イサム「一言いいですか?シュウヤ君と僕についてなんですが」
イサム「委員会の方の公式設定で『初のタレントファイターとなる』という後日談がついたシュウヤ君。」
イサム「皆さんご存知と思いますが、僕は俳優業の傍らGFとして前回大会に出場していたわけです」
イサム「俳優もタレントなのですから、本来の意味での初のタレントファイターは僕のはず…。」
イサム「まあ、勿論シュウヤ君はGFからタレントへと転身したわけですから、文字通りのタレントファイターであって、俳優業がメインの僕とは性質を異にするわけですが…」
イサム「初戦敗退したわけでもないのになあ…自惚れですが、委員会の方が俳優としての僕を知らないだなんてことはないだろうし…」

イサム「っと…後日談には『一躍有名になり…』だなんて文言がありますね…やっぱり委員会の方にはあまり知られていなかったんですかね?」
イサム「今でこそ注目を浴びるようになって、頻繁にバラエティやニュースにも取り上げられるようになりましたが」
イサム「前回大会に出場するまでは、バラエティのオファーなんて一切断っていましたからね… 認知度が上がったのは嬉しいけれど…これでいいのだろうか?」

イサム「まあそういうわけで委員長さん、もしお暇でしたら僕主演のスペシャルドラマ『壬生の狼』が年明け頃に放映されますので、バラエティだけでなく役者としての僕も見てくださいね」


スノッチ「…最近、私の影が薄いように思うのだが」
ミック「ハハッ、それは気のせいじゃないかナ!」
スノッチ「ところでネズミーランドは年中無休だったか…?大晦日も仕事だろうか」
ミック「そうさ、夢と希望の国だからね!みんなに夢を振りまくのも楽じゃないのサ!」
スノッチ「…キムと組んでいた時のほうがよかった気が……こちらは仕事しているのにアトラクションにはカップルが沢山…」
ミック「ハハッ、何か言ったかい?コミック237号と351号が故障しているから、きちんと直しておくれヨ!」
スノッチ「ああ。…その程度、2年ここで働き詰めだった私ならすぐにできる」
ミック「今夜はキミもパレードに出る日だネ!子供たちを早く修理してあげてネ!ボクは用があるから失礼するヨ!」

スノッチ「ミック…キムのところにいた時からおかしな奴だとは思っていたが」
スノッチ「私以上に働き続けているのに顔色ひとつ変えない…なんという男だ」
スノッチ「しかしこんな時間から一体どこへ…間に合うのか…?」


実況「ここでネズミーマスク、コーナーを駆け上ってトップから高く跳躍したーっ!」
ネズミーマスク「ハハッ!!リングを血と機械の世界に染め上げるよ!」

ドッギャアアン!
実況「決まったッッ!ネズミーマスク、ボディプレスから華麗な連続技!著作権固めだぁーーっ!これはきつい!実況もきついです!!」
ネズミーマスク「どうかな?まだキミは降参しない?本当にリングが赤く染まることになるけど…」
ブラックジョー「降参!まいったわ!!な、なんちゅー恐ろしいことを言うやつや!俺なんかよりむっちゃ悪役やないか!!」

カンカンカンカン!

実況「ここでゴング!!勝者、ネズミーマスクです!ジョーの卑怯攻撃すら可愛く思えるギリギリの技の数々で見事に勝利しました!」
ネズミーマスク「ハハッ!!夢と希望の国の使者が勝つのは当然さ!」


ジョウ「まさかアンタがこのマッチを受け入れてくれるとは思ってへんかった…ええ試合やった。ありがとう」
ミック「これもボクの野望のための一歩…いや、関西の子供たちにも夢と希望を与えなきゃネ!」
ジョウ「アンタ、思ってたよりもええやつなんやな…誤解しとったわ。流石、一流のエンターテイナーやな!」
ミック「ハハッ!キミも相変わらず面白おかしなやつだったね!またネ!」


スノッチ「…ミック。まだ来ないのか…?これではパレードが…」
ミック「やあスノッチ。ボクならここだよ?」
スノッチ(いつの間に…? いや、ここは流石ミック、と言ったところか。時間丁度に現れるとは)
ミック「今からパレードだネ!子供たちが待ってるヨ!」
スノッチ「分かっている。私たちなら皆を笑顔にできる!」


ヒバ「さぁて、オラ達の次の試合がとうとう近づいてきたわけだが…」
トラザメ「あぁ!?なんか問題あるか?相手はケツから二番目に決まった余りものの寄せ集めチームだぜ?負けるわきゃねぇだろ」
リョータ「けんど、わしらも14番目、つまり後ろから数えて三番目に決まったチームってのも事実ぜよ」
ヒバ「そう、つまりお互いに空気に片足を突っ込んでいる人間の寄せ集めチームってことだべ」
リョータ「それもあるけど、わしは後もう一つ気がかりな事があるぜよ」
トラザメ「人気勝負の試合だけに全員空気ってのは既にかなりつらいが、まだつらいことがあるのかよ?」
リョータ「実はわしら三人は全員、本選で勝ち星がついたのはKOGFの第一回戦目が初なんじゃ」
トラザメ「な…何…いくら空気の寄せ集めだからって…そんなことは…」
ヒバ「いんや、今わしのほうでも確認したが見事に三人全員初戦敗退だべ…」
トラザメ「だ、だけどよォ、同じ空気キャラなら向こうも初戦敗退ばっかりなんじゃねぇか?」
リョータ「わしも最初はそう思いたかったぜよ…じゃが現実はそうは甘くはなかったぜよ」
トラザメ「ま、まさか…」
リョータ「そう、トンコツ以外は勝ち星がついているんじゃ、しかもコシヒカリの初めて敗北したMFはカブキガンダム…」
トラザメ「つまり、カブキ相手じゃなけりゃもしかしたら勝っていたかもしれないと?」
リョータ「そうじゃ、これは由々しき事態ぜよ」
ヒバ「…そもそも後ろから三番目に決まったってのが怪しいべ」
トラザメ「そいつは一体どういうことだ?」
ヒバ「突き抜けた空気キャラにもなれず、かといって目立てるキャラでもないってことだべ」
リョータ「変にほかのキャラにないような個性がわしらには付いてるから、キャラ自体は空気なのに個性のおかげで空気にはなりきれてないんぜよ」
ヒバ「そういうことだべ、トラザメの海賊設定、しかもただの悪人じゃなく仲間に慕われる親分設定…」
トラザメ「リョータの天然の天才設定、しかもほかのGFと違いドッキングできる旗艦まで持つ設定…」
リョータ「ヒバのおんちゃんのスナイパー設定、しかも前大会優勝者のシャクシャインと戦争時代に戦った設定…」
トラザメ「たしかに…こうやって挙げて見るとそれぞれが漫画の主人公張っていてもおかしくないほど妙に目立つ設定ばかりだな」
ヒバ「そう、ここからオラ達の方向性を決める必要があるんだべ」
トラザメ「方向性…だと…?」
ヒバ「そう、この中途半端に目立つ設定をこれから延ばしていくか…あるいは…」
トラザメ「…個性を潰して逆に突き抜けた空気に徹するかってことか?」
リョータ「しかし個性を潰すってのは危険な賭けぜよ、下手したら試合に負けた上に完全に空気になってしまうぜよ」
ヒバ「そう、だからこそ道は一本しかない、だどもオラ達にはあまりにも時間が無さ過ぎる」
トラザメ「いや、待て!時間はある!!」
ヒバ・リョータ「!!!!!」
トラザメ「試合に勝ちゃぁ、さらに猶予期間ができる!!」
リョータ「おおおおぉおおお!!」
ヒバ「…で、どうやって勝つんだべ?」
トラザメ「それは、この中途半p(ry」

以下ループ

ヒバ・トラザメ・リョータ「今度の試合は応援よろしくな!!」


カムイ「……………」
マブイ「まぁ、アイツらしいっちゃらしい試合だったな…」
カキョウ「やれやれ…いつかの試合のガッツは夢幻だったのかねぇ」
マコト「ったくぅ…しっかりしろよな!」
ミロク「なんだかあの子が決勝八人の一人やとは到底思えんわぁ…」
ガイ「チッ…イラつかせる試合しやがって…」

イザナミ「ククク…面白い…。クククク…腹が痛い…ククククク…」


3ちゃんねる内書き込み

『サイキョウヨワスwwwwwテラ名前負けwwwwwww』
『こいつ二年前決勝リーグ残ったの絶対裏金使ってるだろwwwww』
『二年前の神決勝を知らないゆとりは帰れ』
『オッサン必死乙wwwwww』
『キョウコは俺の嫁』
『ふざけるな、俺のだ!』
『マジあいつに勿体無い妹』

『良き余興よ』
『粋じゃないねぇ…』
『子供もガッカリしてたぜ』
『なんか残念やったわぁ』
『下らねえ…』
『修行が足りなかったようだな』
『これだから大和人は…』

サイキョウ「特定した」


エチゴ「ふむ・・・やはりあの男は只者ではないな・・・」
ヒカル「キョウシロウですか?あれはさすがにどうかと・・・」
ゴウザブロウ「そうだぜ。公式試合であんな醜態・・・」
エチゴ「何を言う!あいつはこの失態で尚ファンの増加を目論んでいるに違いない!」
ヒカル「そんなバカな話・・・」
エチゴ「バカとは何だ!」
ヒカル(扱いづらい・・・)
エチゴ「何はともあれ、俺たちは午後の部に試合がある。それも今日のトリだ」
ゴウザブロウ「まあ不様な戦いはできないわな・・・」
エチゴ「その通りだ。だから今回の会議は相手を知ることからはじめようと思う」
ヒカル「彼を知り己を知れば・・・ってやつですね」
エチゴ「そうだ。まずはネオ青森のネブタガンダムだが・・・」
エチゴ「やつは前回大会では初戦敗退ではあったが実力はそれなりだ。その鋭い精密射撃は1q先の針をも打ち抜くという・・・」
ゴウザブロウ「本当かよ・・・」
エチゴ「それに三大祭を使用した後のあいつはシャクシャインガンダムでも勝つのは至難だろう」
ヒカル「意外にすごい機体だったんですね・・・」
エチゴ「しかしやつにも弱点はある。それは・・・接近戦だ。早い段階で接近戦に持ち込めば勝率は上がるだろう」
ゴウザブロウ「接近戦なら俺の十八番だぜ!」
エチゴ「次にネオ徳島のナルトガンダムだ。ナルトガンダムは水中戦に特化した機体だ」
ヒカル「でも今回の会場に水辺なんてありましたっけ?」
エチゴ「甘いぞヒカル!やつは自力で水辺を作ることができる!」
ヒカル「な・・・なんですって!?」
エチゴ「・・・と思う」
ゴウザブロウ「おいおい・・・確証はないのかよ・・・」
エチゴ「だが奴ならやりかねん!奴はそんな男だ!」
ゴウザブロウ「こりゃまた目測でものを・・・」
エチゴ「奴に勝つにはいかに水中戦に持ち込ませないかだ。水辺がなければ奴はまな板のうえのナルトだ」
ヒカル「そううまく行くかな・・・」
エチゴ「そして最後はネオ高知のガンダムリョウマだが・・・」
ゴウザブロウ「どうしたんだ?」
エチゴ「・・・あの機体はかっこよくていいな・・・」
ヒカル「そんなこと言ってる場合ですか!性能とか教えてくださいよ!」
エチゴ「あ・・・ああ、リョウマは近接は北辰一刀流、遠距離はビームピストルと隙のない機体だ。こいつが一番やっかいかもな・・・」
ゴウザブロウ「でもどんなやつにだって弱点はあるだろう?」
エチゴ「そうだな、こいつの弱点はファイターが幼いというところか。その幼さゆえに精神面を付けば勝てるかもしれん」
ヒカル「精神か・・・難しいことを・・・」
ゴウザブロウ「確かに難しいが・・・できないことではないだろう」
エチゴ「そして次は俺たちことについて考えたいんだが・・・」
ヒカル「どうしたんですか?」
エチゴ「いやな・・・俺はお前たちの戦いを余り知らないんだ」
ゴウザブロウ「は?どういうことだいったい!」
エチゴ「ヒカル・・・お前にはディバイン麺バスターがあることは知っている。しかし他の技となると見たことがない」
ヒカル「ぐっ・・・痛いところを・・・」
エチゴ「そしてゴウザブロウ」
ゴウザブロウ「おう」
エチゴ「俺はお前の試合をちゃんと見たことがない」
ゴウザブロウ「だからそれはお前のさじ加減だろうが!」
エチゴ「だがきっとなんとかしてくれる!・・・誰かが!」
ゴウザブロウ「結局は他力本願かよ!」
ヒカル「これじゃ思いやられるよ・・・」  


ナターシャ「きゃあああ!」
ロイ「ナターシャ!」
ナターシャ「すみません・・・王子・・・やはりマリンザクでは・・・このカソには・・・」
ロイ「く・・・カソめ・・・ゆっくりと・・・且つ確実にここを落とそうとしている・・・」
ナターシャ「・・・王子」
ロイ「ナターシャ、お前は戻れ」
ナターシャ「!?・・・ですがそれでは王子が・・・」
ロイ「いいから戻れと言っている!」
ナターシャ「王子・・・わかりました・・・」


ロイ「ふっ・・・民を守れずして何が王族だ・・・!」


ロイ「・・・そろそろこのフォートレスも限界か・・・」
ナターシャ『王子!早く脱出を!』
ロイ「ならん!ここで私が逃げ出したらこの場所は消滅してしまう・・・」
ナターシャ『ですがまた新たに生まれ変わります!』
ロイ「消えては生み消えては生み、それは本当によいことなのか?」
ナターシャ『それは・・・』
ロイ「消えるにしてもこの場所の存在意義を全うさせたいではないか!」
ナターシャ『・・・・・・・』
ロイ「ナターシャ・・・父上にすまぬと伝えておいてくれ・・・」
ナターシャ『王子!?それはいったい・・・』
ロイ「さらばだ」
ナターシャ『王子!王・・・』
ロイ「さあ行くぞカソよ・・・これが私の・・・フォートレスの・・・最後の抵抗だ!」


ロイ「・・・という夢を見た」
ナターシャ「自己犠牲の精神は買いますがドラマの見すぎです」


 

 

 

735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 14:12:59.23 ID:CGfawuoW0

 

まずい、このままでは落ちる・・・
あっ、あれは避難所!
やった、避難所だ、出れるぞ、助かった!

タッタッタッタッタ
 

 

737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 14:25:12.12 ID:Pw4J71zJO

 

キョウシロウ「まて!>>735!そっちは!!」
>>735「うるせえ!俺だけでも助かるんだ!!」
キョウコ「ダメよ>>735さん!まだ危険だわ!」
>>735「へ!うるせぇ!」

ダッダッダッダ!

キョウシロウ「たくっ!」
キョウコ「どうしよう……!」



>>735「ぎゃあああああ!」

キョウシロウ「>>735さん!?」


サイキョウ少年の事件簿
避難所島殺人事件


 

742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 15:44:39.64 ID:CGfawuoW0

 

さて・・・

過疎ってるな、ちゃんと警備しないと・・・まあ、平和だし何もないか・・・
あっ、これは!キョウシロウさんに知らせないと・・・

 

 

743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 15:54:58.17 ID:12I+hj8K0

 

>>742「こ、・・・これは・・・!一刻も早く!!」

ブン!!ガスッ!!!

>>742「ぐあっ・・・!!」ドサッ・・・

???「・・・クックック」

キョウシロウ「おかしいな・・・昨日から>>742さんの連絡がない・・・」
ミロク「そういえばうち、昨日倉庫に一人で>>742はんがいるのを見かけたわ」
キョウシロウ「あそこか・・・一応行ってみるか」
ミロク「ええ・・・・・・・・・・フッ」

―ガラガラ

キョウシロウ「>>742さ〜ん!・・・・・・ってさすがにいるわけないか」

ミロク「きゃああああああああ!!!」

キョウシロウ「!?・・・ミロクさん!!」
ミロク「あ・・・あぁ・・・!」
キョウシロウ「・・・うっ!!・・・そんな・・・>>742さん・・・!」
ミロク「どうして・・・!?」
キョウシロウ「なぜだ!ここは・・・・密室だったはずだ!!」


サイキョウ少年の事件簿

過疎洋館密室トリック殺人事件

 

 

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